前回は、阪神タイガースの“歴史的V逸”の件で熱くなった。
引き続きデイリースポーツのことについて書こうかと思ったが、その前にセ・リーグが10月12日に今季のレギュラーシーズンを終了した。
今日はセリーグの今シーズンについて振り返る。
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パリーグ全日程終了!MVPは無理に西武の選手から選ぶより、21勝3冠王の岩隈久志投手を選んでほしい
2008年セリーグの勝敗表は以下の通り。
レギューラーシーズンは144試合(1、2、3位がクライマックスシリーズに進出)
1位:巨人 84勝57敗3引分 勝率596
2位:阪神 82 勝59敗3引分 勝率582
3位:中日 71勝68敗5引分 勝率511
4位:広島 69勝70敗5引分 勝率496
5位:ヤクルト 66勝74敗4引分 勝率471
6位:横浜 48勝94敗2引分 勝率338
上位3球団が日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズは10月18日に京セラ大阪ドームにて開幕する。
第1ステージ(2戦先勝)は2位阪神と3位中日が対戦。
第1ステージの勝者と1位巨人が10月22日からの第2ステージ(6戦4勝先勝)を戦う。
個人成績の打撃部門では、首位打者、最多安打、最高出塁率を内川聖一外野手(横浜)が打率3割7分8厘、189安打、4割1分6厘で獲得した。
1999年にローズ(横浜)が記録した3割6分9厘を抜き、右打者の最高打率を更新。
本塁打王は、村田修一内野手(横浜)が10月12日のヤクルト最終戦の7回に46号の3点本塁打を放ち、2年連続2度目のタイトルを手にした。
アレックス・ラミレス外野手(巨人)は125打点で2年連続3度目のタイトル。本塁打は1本及ばなかった。
最多盗塁は42盗塁の福地寿樹外野手(ヤクルト)が初のタイトル。
投手部門は、今季から巨人に移籍した2外国人投手が栄冠を得た。
セス・グライシンガーが17勝を挙げ、昨季に続き2度目の最多勝。
ヤクルトの石川雅規は10月12日の横浜最終戦で打者1人を打ち取り、最多奪三振のタイトルを獲得したコルビー・ルイス(広島)に0・003差をつけ、防御率2・676で最優秀防御率を得た。
2008年セリーグ個人タイトル一覧は以下の通り。
カッコ内の数字は獲得回数。
最多勝利:セス・グライシンガー(巨人)17(2)
最多三振奪取:コルビー・ルイス(広島) 183(初)
最多打点:アレックス・ラミレス(巨人)125(3)
最多盗塁:福地寿樹(ヤクルト)42(初)
なお、交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、総観客数は昨年に続き1200万人を超えたが、0・5%減の1208万3181人となった。
阪神は、甲子園球場の改修により約4000席減となった影響もあり、前年比5・3%減。だが、297万6754人で4年連続のトップを守った。
最大13ゲーム差を逆転して2連覇を果たした巨人も1・2%減ながら287万6724人で2位となった。
3位は中日が1・6%増の242万7805人。
4位は最後までクライマックスシリーズ進出を争った広島で、広島市民球場の最終年と重なり23・2%増の139万680人が詰め掛けた。
チームが下位に低迷したヤクルトと横浜は5、6位だった。
2008セリーグ球団別観客動員数(72試合)
1位:阪神 297万6754人 1試合平均41344人 前年5・3%減
2位:巨人 287万6274人 1試合平均39948人 前年1・2%減
3位:中日 242万7805人 1試合平均33720人 前年1・6%増
4位:広島 139万680人 1試合平均19315人 前年23・2%増
5位:ヤクルト 128万1714人 1試合平均17802人 前年3・9%減
6位:横浜 112万9954人 1試合平均15694人 前年8・3%減
個人成績で興味深いのは、首位打者内川、本塁打王村田と横浜の選手なのに、チームの成績は5位に大きく離されての最下位。
個人がいくら頑張ってもどうにもならない。
チーム全体が底上げしないと、成績には直結しないことが改めて証明された。
さて、セリーグのMVPは、優勝チームから選出をしていることを考えれば、巨人のラミレスで決まりだろう。
打率319、本塁打45、打点125の成績は文句なし。
しかも、チャンスに強く得点圏打率も380。
言う事ない。
小笠原も悪くないけど、打率309、本塁打36、打点96とすべてラミレスが上回っている。
今年の巨人はラミレスだけでなく、グライシンガーは最多勝、クルーンは最多セーブと当たり年だった。
でもこれって、ヤクルトのエースと4番、横浜の抑えを根こそぎ獲った結果じゃないのか?―
優勝するためにはなりふり構わない姿勢なんだろうけど。
どうも腑に落ちない。
結局、ヤクルトと横浜は弱体化し、5位と6位と低迷。
しかもヤクルトは対巨人に6勝18敗、横浜は5勝18敗1引分と、巨人は27の貯金のうち、2チームから25の貯金を獲得。
タラ、レバは禁物だけど、阪神からすればもう少しヤクルトと横浜が巨人に勝ってくれればと誰もが感じただろう。
そうは言っても、弱いチームから徹底的に勝つことは勝負の鉄則なので仕方がない。
だが、このまま何でも金で他の球団から外国人選手を獲得するのってどうなのか。
というか、巨人ファンの方はこういう形でも優勝できればそれはそれで嬉しいのか?―
これは負け惜しみではなくて。
その前から、ぺタジーニーやローズを獲ったりしたけど。
それとも、獲られるヤクルトと横浜が悪いってこと?―
要するに、企業努力が足りないということかな。
この辺は広島も同じことが言える。
いずれにしても私は、この流れは凄く嫌だ。
読売さえ良ければ何でも良しというプロ野球界が!
プロ野球は巨人だけのものではないから。
こういう書き方をすると、巨人ファンの方の反発が予想されるが…。
店頭または通信販売などの詳細は、チケット&トラベルT-1ホームページ:03-5275-2778
埼玉西武ライオンズ戦・クライマックスシリーズ第2ステージ
第1戦 10/17(金)18:00 西武vs日本ハム 県営大宮球場
ライオンズ外野応援席(外野自由席) 前売1500円、当日2500円※フラッグ付 1枚 1200円→残り2枚
★招待券ではありませんので、中止の場合には払い戻しが可能なチケットとなります
第2戦 10/18(土)14:00 西武vs日本ハム 西武ドーム
ビジター応援席(内野自由+外野自由) 前売1500円、当日2500円 1枚 1500円→売切れ
読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)クライマックスシリーズ 第2ステージ
第1戦 10/22(水)18:00 巨人vs第1S阪神対中日勝者 指定席B1塁2通路39列 ペアで8000円
指定席C2階3塁8通路13列 ペアで5000円
指定席C2階3塁8通路13列 1枚 2500円
第2戦 10/23(木)18:00 巨人vs第1S阪神対中日勝者 指定席C2階3塁8通路12列 1枚 2500円