日本シリーズ第3戦　西武ｖｓ巨人（08年11月4日・西武ドーム）パート2

前回の続きで9回の裏、西武の攻撃から。

日本シリーズ第3戦　西武ｖｓ巨人（08年11月4日・西武ドーム）パート1

【クルーンが日本シリーズ初登板】

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九回一死ランナーなしの場面で、佐藤のファウルが捕手鶴岡のミットに当たってフェアゾーンに戻ったが、有隅球審はフェアと判定。

佐藤は捕ゴロとなった。

七回に続きこの日二回目の誤審とあって、渡辺監督は猛抗議。

【渡辺監督の抗議のシーン】

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渡辺監督の抗議を受けて、有隅球審は中村一塁塁審に確認を求めた際、1塁側のスタンドからは「中村に相談するだけ無駄だ」とか、他にもここでは書けないきつい野次が飛びまくっていた。

結局判定は覆ることなく、佐藤はアウトに。

2点差であの打席ではツースリーまで粘っていて、しかも、クルーンは一人ランナーが出ると豹変することを考えれば、渡辺監督が諦め切れない気持ちは理解できる。

いずれも巨人に有利となる判定となり、審判も人の子だが、日本シリーズの権威をおとしめないようにしてもらいたい。

最後は石井義を三振に斬って6対4で巨人が勝利し、対戦成績を2勝1敗とした。

【ジャイアンツの勝利】

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この時期の西武ドームは寒かった。

でも試合は熱かった。

西武は連敗したが、中村が待望の初ホームランが飛び出し明るい兆しが見えた試合でした。

【原監督の勝利監督インタビュー】

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巨人は、鈴木尚が序盤で打ちまくって勢いを与えた。

ラミレス、小笠原のアベック弾で不敗神話も継続し、最後はクルーンと勝ちパタ－ンで締め括る、巨人ファンにとっては最高の形だった。

【ヒーローインタビューは3安打3打点の鈴木尚】 f:id:t-1tk23:20180121162241j:plain

余談だが、自分のうしろの席にいた女性の方がかなり激昂していた。

原監督や鈴木尚のインタビューの最中に野次を飛ばしまくっていて、あまりにも下品な言い方なのでうしろを振り返って見たら、なんと連れの男性の方がジャイアンツのユニホームを着ていた。

その男性の方は勝ってもちっとも嬉しそうな表情ではなく、かなり落ち込みながら彼女をなだめていた。

試合後、ジャイアンツファンの知り合いが沢山来ていたので、アンチ巨人だがレフトスタンドにお邪魔した（笑）。

試合終了後も、かなり長い時間各選手の応援歌を歌ってた！（もちろん私は歌いません・笑）

【巨人応援席の二次会の様子】

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2008　日本シリーズ結果＆詳報　第4戦と5戦

パ・リーグ1位：埼玉西武ライオンズｖｓセ・リーグ1位：読売ジャイアンツ

第4戦　11月5日（水）○西武　5対0　×巨人　西武ドーム　27930人

西武は初回に栗山の右翼線二塁打で先制。４回は中村の二試合連続となる二点本塁打を放つ。６回、中島が巨人先発グライシンガーに死球をくらい、小競り合いとなった。騒然とした雰囲気を、中村がひと振りで消し去る2打席連続の2ランで突き放した。

西武先発の岸は散発４安打、毎回の10奪三振。日本シリーズ初登板初完封の快挙に加え、小笠原、ラミレス、李承ヨプと巨人のクリーンアップを無安打に抑えた。

巨人は、今季17勝を挙げて最多勝を獲得しているグライシンガーが2発に泣いた。

パ・リーグ1位：埼玉西武ライオンズｖｓセ・リーグ1位：読売ジャイアンツ

第5戦　11月6日（木）×西武　3対7　○巨人　西武ドーム　28763人

第1戦と同じく西武涌井、巨人上原の両エースが先発。巨人は1点を先制された直後の二回に阿部のソロ本塁打で同点に追いつく。西武は三回に石井義の右前適時打で勝ち越し。

上原は3回2失点と不安定な立ち上がりを見せると、４回に山口へ投手交代。１点を追い掛ける７回に巨人は、ラミレスの二塁打から阿部が同点タイムリー。さらに亀井の二塁打、脇谷が勝ち越しとなる2点タイムリー三塁打で逆転。坂本もタイムリー二塁打で続き、5連打で一挙に4点を挙げた。九回には代打・谷のタイムリーや鈴木尚のスクイズなどで2点を追加し、山口、西村、豊田、越智、クルーンと小刻みな継投で西武打線の反撃を断ち、6年ぶりの日本一の王手をかけた。