やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

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今年の阪神はかなりやばい…理解しかねる真弓采配

先週は4月10日(金)と11日(土)に伝統の阪神対巨人戦を観戦しに東京ドームに行ってきた。

結果は、ご存知のように0勝2敗と最悪だった。

日曜日はデーゲームということもあって会社でTV観戦。

しかし、勝てる試合なのに痛恨の引き分け。

これで対巨人戦は、昨年から9連敗。私自身の観戦にしても、対巨人戦は昨年の8月から7連敗中。

まぁ巨人からすれば、この3連戦は勝手に阪神がコケたようなもんだ。

それにしても、いくらキャンプ、オープン戦から足をからめた走塁重視を掲げていたにせよ、真弓明信監督の采配は理解しかねる。

特に3戦目の9回の攻撃。

5-6と1点ビハインドで迎えたが、この回から上がったクルーンは“悪いほう”のクルーンであった。

先頭の鳥谷がヒットで出塁し、続く金本の遊ゴロを坂本がまさかのトンネル。

新井はタイムリーで同点となって、なおも無死一、二塁。クルーンが明らかにいら立っていた。

ところが、関本に初球をバントさせて金本が三塁で憤死。

これには、この試合のゲスト解説であった前監督の岡田氏も采配に苦言を呈してた。

岡田氏曰く「仮にダブルプレーでもいいんですよ。ランナーが三塁に残っているとクルーンは投げにくいんですから」と。

同感だ。

制球の悪いクルーンが嫌がるのは、じっくり攻められることなんじゃないの。

さらに真弓監督の不思議な采配は続く…。

1死一、二塁でメンチの場面で、今度はダブルスチールを仕掛けて、新井が三塁タッチアウト。

結局、自滅する可能性の高かったクルーンにたった4球で2つもアウトをプレゼントした形となった。

そのあと、メンチがセンター前にヒットしたが、二塁ランナーの関本がホームタッチアウト。

ダブルスチールにしても、メンチに安打が期待できないからかもしれないけど、それなら代打桧山とか策はあったけど。

岡田氏が再三に渡って「なんで桧山を出さんのかな」と首をひねってた。

駄目押しが延長の10回。2死一塁の場面で、一塁ランナーの桜井にディレードスチールを敢行。

これまた失敗。

作戦面で昨年のチームとは全く違うと言ったって、これでは選手がついていけないでしょ。

これが真弓野球と言われても。

一つ先の塁に進めようとしたって、結局は勝てる試合を引き分けにしてしまったのは紛れもない事実。

それ以前に、昨年から言っていることだが、スコアリングポジションに走者を進めても、あと1本がでない。

この辺を解消しないとどうにもならない。

それに、代打の切り札が桧山と今岡では正直しんどい。

まだある。

馬鹿のひとつ覚えのアッチソンの起用も分からない。

6回から出したのも意味が分からないし、巨人ベンチはカモのアッチソンが出た瞬間大喜びだった。

案の定、1回3失点と散々。

そもそも、岡田色を払拭したいからなのか、JFK 解体とか、大胆なことをやるのは構わない。

だが、一塁の新井を三塁に、三塁の関本を一塁にコンバートする必要はあったのかな。

これについても岡田氏は「新井はスローイングに不安があるから一塁にした。その一塁で新井はゴールデングラブ賞を取っているんですけどね。関本のサード守備はうまいですよ」と、皮肉まじりにコメント。

メンチにしても、キンケードやフォードの二の舞ならぬ三の舞状態になりつつあるし、相変わらず、金本頼みの打線で若手が育たない(というより若手が不甲斐ない)。

とは言っても、これに関しては岡田氏が全く若手を育てようとしなかったから、真弓監督は貧乏くじを引いた形ではあるが。

とにかく、巨人の最大のライバルのひとつである阪神がこんなことをやっていては、巨人は楽だ。

巨人の敵は広島になるんじゃないの。

あと、新人監督にありがちな、自分色を全面にだそうとし過ぎると失敗すると思う。

いずれにしても、今年の阪神に明るい材料は見当たらない。

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