11月9日に日本ハムからFA宣言した藤井秀悟投手が、約1カ月後の12月3日、巨人と初交渉を行い、この日は条件提示こそなかったが、早ければ次回交渉予定の12月8日にも「巨人・藤井」が誕生することになった。
各スポーツ紙の報道によると、それまでの茶髪から黒髪＆短髪に変身し、“巨人仕様”で登場したという。
この件について藤井は「巨人で野球がしたいという気持ちを伝えることができた。髪の毛を切ったのは1、2週間前。巨人に入れたら身だしなみからしっかりしたい」とコメント。
「欠けているピースに当てはまる選手。左投手は巨人の弱点で、もし加入してくれるなら戦力になる。外見を整えてきたことも、退路を断って巨人でやりたいと感じた」と、清武代表は評価し、さらに、交渉中には原監督から直接電話があったことを明かした。
これで「巨人・藤井」誕生は決定的となった。
報道を見る限り、いつのまに相思相愛になっていたのかと感じたが、貴重な左の先発だし年俸7千万ならお買い得。
高橋尚成が抜けて左の先発は内海しかいなかったわけだから、藤井には高橋尚の穴を埋める活躍が期待される。
そもそも、最初は阪神と横浜が藤井に興味を示していた。
だが、一度は撤退の動きがあって、その後は水面下で獲得に動いていた矢先の巨人入り。
特に横浜は、計算出来る左の先発がいないのなら、最初の段階で獲りにいかないと駄目だ。
ましてや巨人キラーなんだし。
逆に巨人からすれば、巨人キラーの選手が巨人に入団すれば戦わなくていい。
ある意味、それだけでも目的は達成されたと言ってもいいだろう。
しかもここ数年、グライシンガー、ゴンザレスとヤクルトから獲得した選手が活躍しており、藤井も日本ハムの前はヤクルトなので元ヤクルトの「三匹目のドジョウ」を狙うのも当然かもしれない。
この感じでは、来年も巨人は独走か？――
日本ハムからFA宣言した藤井秀悟オファーなし！貴重な左の先発を獲得しない理由とは？――
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