やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

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震災と絡めるメディアの報道の仕方にも問題があった日本シリーズ 楽天=正義、巨人=悪者に仕立てた結果、増長した楽天ファンが増えた?

早いもので日本シリーズが終わってから1週間が経った。 

前回、東北楽天の田中を巨人打線が攻略できるかどうかを更新したが、

 

日本シリーズの巨人は、レギュラーシーズンの巨人と別のチームになってしまった!?楽天の田中を崩すにはどうすればいいのか?

 

田中を攻略し、一転して巨人が優位かと思ったが、第7戦でも巨人打線は爆発せず、美馬、則本、田中の完封リレーで楽天が初の日本一となった。

 

結果論になるが、2回から澤村を投入したり、内海も投げさせたなら澤村先発でも良かった。

1人2イニングで総力戦なら、マシソン、山口、西村以外にも小山や今村も控えていたわけだし。

と書いても、後の祭り。

 

だいたい、杉内が対美馬との対決で2敗するとは予想できなかった。

その杉内は2試合とも2回持たずノックアウトされるようでは、先発失格と言っていいだろう。

 

杉内が大誤算だったことは確かだが、最大の敗因は美馬、ハウザー、辛島クラスの先発を打ち崩せなかったことに尽きる。

 

巨人からすれば、田中、則本で2敗~3敗するのは、ある程度想定していたと思う。

しかし、反対に田中、則本以外からは全勝すると計算していたはず。

 

それが交流戦ではKOした美馬からは1点も取れないし、ハウザー、辛島にも黒星を付けられないようでは話にならない。

 

結局、打線が機能したのは田中を攻略した第6戦だけ。

特に阿部と坂本の不甲斐なさが目立った。

 

ただ打線云々よりも、勝利に対する執念が楽天の方が上回っていたのは感じた。

楽天の選手はよくやったと思う。

何度か誤審はあったが、試合内容については楽天の日本一に異論はない。

 

ただ今年の日本シリーズほど、気分が悪くなった年はない。

アンチ巨人の自分が、巨人が気の毒と思うくらい、楽天=正義、巨人=悪者、という風潮が納得できなかった。

神戸の震災でオリックスが優勝したときとは、明らかに違う。

 

楽天、巨人ともにペナントを制し、クライマックスシリーズ(以下、CS)で日本シリーズ進出を勝ち取った者同士の頂上決戦なのに、ファンはともかく、各メディアや解説までがあからさまに楽天寄りだったことに怒りというより呆れ返った。

 

さらに、何かと言えば、震災、震災と結びつけるマスメディアの報道の仕方にも問題があった。

これはCSの時も一緒で、千葉ロッテのファンが酷い目に遭った。

 

そもそも地方局や地元局が偏るのは分かるが、地上波での放送で偏るのはフェアでない。

被災地の復興を願っているのは楽天ファンだけじゃない。

 

被災地の方たちにも巨人ファンだっているし、巨人の選手も被災地への支援した選手もいる。

あの大震災の時は、日本中のみんなで支援したことを忘れたのか?

 

あとCSの時から感じたが、楽天ファンの自分たちさえ良ければよいという態度が納得できなかった。

勝てば、何でもしていいみたいな雰囲気というか、心情的にはわからなくもないが、真剣勝負の世界にそれを持ち込んではいけないんじゃないのか?

 

義援金など野球でやれることはあるが、基本的にはスポーツと切り離すべき。

 

しかも、巨人が勝つと空気読めとか考えられないし、楽天が日本一になると日本中が喜ぶとか言い出す人達もいた。

他にも、ツイッターでは見るに堪えない巨人への中傷も多かったし、それを書いていた人の中に阪神ファンがいる始末で、ホント情けない限りだった。

 

3・11を逆にして11・3で決めたとか、3・11を忘れないという意味なら分かるが、それで喜ぶのは違うと思う。

 

ここで改めて、CS、日本シリーズでの楽天球団と楽天ファンの問題点を箇条書きで書いてみると。

 

CS  収容人数の1・7%(439席)しかビジター席を用意しなかった。

 

CS  試合中(インプレー中)のウェーブ。

 

CS・日本シリーズ共通  外野ビジター応援席で楽天ファンがユニフォームを着て応援し、度々揉め事が起こった(楽天ファンから喧嘩を売るケースも)。

 

CS・日本シリーズ共通  球場で配布された黄色い棒(エアバット)の大量のポイ捨て。

 

CS・日本シリーズ共通  ロッテと巨人の応援の時に田中コール。

 

CS・日本シリーズ共通  バッターボックスが見えない外野席(仮設の臨時席のこと)をCSは3300円、日本シリーズは4000円で販売した。

 

日本シリーズ  球界に参入する時からNPBに28000人以上の収容能力を求められたにも関わらず、解決出来ずに25000人までしか対応できなかった。

 

順に説明していくと、収容人数の1・7%しかビジター席を用意しなかった問題は、前に取り上げているので割愛するとして、

 

公式戦ではビジターファンの売上は貴重な収入源なのに、CSではロッテファンを排除し、楽天ファンしか要らないというのはやり方が汚すぎる

 

収容人数問題を先送りしてファンに高い入場料金を負担させ、CSのビジター応援席を全体の1%しか用意しない楽天球団

 

インプレー中のウェーブは、星野監督も注意していたくらいだし、WBCの影響なのか楽天ファンが舞い上がっていたんだろう。

 

ただ次の外野ビジター応援席で楽天ファンがユニフォームを着て応援した問題は、話にならない。

チケットが争奪戦で、席を問わず楽天ファンが買ったのはしょうがないにしても、ビジター席で楽天のユニフォームを着るなんて常識がなさ過ぎる。

 

しかも、逆ギレして喧嘩とか球場で野球を見る資格がないのでは?

 

黄色い棒(エアバット)の大量のポイ捨てにしても、CSの時からロッテファンに問題視されていたが、震災で何でも許されると思っているのか、エアバットをそこらじゅうに捨てまくる。

Kスタ宮城だけなく、仙石線宮城野原駅などはゴミの山になっており、その悲惨な光景の画像がツイッターで沢山アップされていた。

 

あの量を見たら一部とか問題じゃないだろう。

捨てるにしても、せめて風船はしぼませてやるのが当たり前の話。

 

自分の好きな球団の記念品をポイ捨てすること自体理解できないが、それ以前にゴミもまともに捨てられない、観戦マナーも守れない、楽天ファンは相手の気持ちが分かる人達だと思っていただけに、残念だ。

 

ロッテと巨人の応援の時に田中コールについては、阪神と中日もあと一人コールをやるし、巨人もあと一人の場面だと投手コールをするので、批判の対象からは外すが、バッターボックスが見えない席については、NPBに28000人以上の収容能力を求められたにも関わらず、25000人までしか対応できなかったことにも繋がる。

 

例えば、東京ドームの巨人戦は、公式戦とCSでは外野見切席を外野指定席より500円安い1500円で販売している。

 

片や楽天は、CSでバッターボックスが見えない外野席を3300円で販売したってことは、ファンに優しくない球団ということが分かる。

 

CSの席の配分を始めとした楽天球団の姿勢は、オーナーの三木谷氏の意向がそのまま球団経営に反映している。

TVメディアは、震災を絡めて報道すれば視聴率が取れると、数字のことしか考えていない。

 

その結果、増長したファンが増えたのでないか?

「東北だから」というは、勝手な理由だし、ここまで嫌な気分になった日本シリーズは過去に記憶がない。

 

一部の楽天のファンのマナーの悪さにしろ、CSでのビジター問題など、メディアがきちんと報道していれば、まだ納得できた。

でも、この辺のことを全く報じないで、やれ東北、やれ震災と美化したところが、今回一番腑に落ちないと思った。

 

日本シリーズという舞台で、公平さが欠けたのは大いに反省するべき問題だ。

 

誤解してほしくないが、9月26日にリーグ優勝を決めたときは、優勝できて良かったと思った。

実際、9月26日の西武対楽天戦(西武ドーム)を観戦している。

楽天のリーグ優勝を決めた9/26の西武対楽天f:id:t-1tk23:20180110193228j:plain

チケット&トラベルT-1ホームページ(東京・水道橋):03-5275-2778
http://www.t-1.jp/tk/

Ticket_T1(チケット&トラベルT-1ツイッター
http://twitter.com/Ticket_T1

T1futami(T-1二見ツイッター
http://twitter.com/T1futami

短期間でこれだけ評価が堕ち、嫌いになった球団は初めてだ。

巨人よりも嫌いなプロ野球球団など存在しないかと思っていたが、この短期間で巨人を遥かに超えて楽天の方が嫌いと感じた、プロ野球ファンは多いのではないか?

 

何故そういうことになったのか、楽天球団は考えるべきだ。

 

確かに楽天球団は、一般企業としては優秀な人が集っているのかもしれない。

黒字にするためには、何でもするという意味で。

 

しかし、プロ野球球団としてはどうなのか?という話。

今こそ、プロ野球球団のあり方が問われると思う。

 

他にも星野監督のロッテと巨人の選手への軽視発言もあったが、敢えて星野監督が言っている感じもあったし、この件の反論は試合でするべきだと思うので言及しない。

優勝セールの不当表示発覚も、野球とは関係ない話になるので特には書かないが。

 

個人的には、星野監督松井稼央頭が、日本一になれないというジンクスを破ったことは良かったと思う。

 

星野監督への批判も多いが、自分は阪神を優勝させてくれた監督としてリスペクトしている部分もあるので、なるべく星野批判はしないようにしている。

と言っても、北京五輪の時はボロクソ書いたが(笑)。

 

日本シリーズのことは、まだ書きたいことがあるので機会を見てもう1回更新したい。

 

最後は恒例の相棒の話。

 

相棒と言っても相棒12の1回目から3回目までの視聴率だが、初回⇒19・7%、2回目⇒17%、3回目⇒15・9%。

初回はクライマックスシリーズ ファイナルステージの巨人対広島戦と被ったが、CSは12・4%だったので完勝。

しかし、20・3%の日本シリーズと被った3回目は、その影響か2回目と比べて1・1%ダウンだった。

CSには勝てるが、日本シリーズには勝てないということなるな。

 

ジャイアツ・ファンフェスタ 2013(東京ドーム) 11/23(土)14時30分

外野席 レフト 49通路15列  2000円※売切れ、指定席引換券(当日12時より22ゲート前で引換え)  1200円※売切れ