やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

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CSでの数億円の収益と消化試合減少のために、日本シリーズの権威を落とし、レギュラーシーズンの価値を落としていいのか?

ジャイアンツファンフェスタも終わり落ち着いたので、今年のプロ野球について振り返りたい。

 

今年最大の事件は、クライマックスシリーズ(以下・CS) ファイナルステージで、セ・リーグ優勝の巨人が、2位阪神に4連敗して日本シリーズ進出を逃したことだ。

 

その件については、一度ブログで取り上げたので割愛するとして。

 

学習能力ゼロ!原の自滅采配、阿部、坂本の体たらくぶりでCS4連敗終戦の巨人

t-1.hatenablog.jp

 

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一方パ・リーグは、リーグ覇者の福岡ソフトバンクが、リーグ3位の北海道日本ハムを4勝3敗(1勝アドバンテージ含む)で破り、パの方はリーグ優勝チームが日本シリーズに進出することができた。

もし日本ハム日本シリーズに進出してしまった場合、12球団とNPBはどうするつもりだったのか?

 

首位巨人に7ゲーム差を付けられた阪神と、貯金5の3位日本ハムとの試合が日本一決定戦と言えるのかという話になるし、こんなことをやっていたらペナントの意味もなくなる。

 

要は、CSを継続する限り、今後このようなことが起こる可能性があるということが、CSの一番の問題点ではないのか? 

CSという制度に問題があったのは前から分かっていたこと。

 

2007年にリーグ2位の中日が巨人に3連勝したことで、08年から優勝チームに1勝のアドバンテージを与えることになったが、それでも10年にレギュラーシーズン3位の千葉ロッテが下克上を果たして日本一になってしまった。

そこで廃止にするか、もう一度見直しをするべきだった。

 

そもそもCSは、人気低迷の打開策として07年から導入された(パは04年からプレーオフを導入)。

当時は、2リーグ制存続のためにはやむを得ない選択だと感じていた。

 

CS導入前までならペナントの終盤戦は消化試合が多かったため、観客動員が激減したが、CS導入後、観客動員数が大幅に増加する球団が続出した。

 

それとCSの収入は、主催球団の総取りとなる。

報道によると、ソフトバンクは約10億円、巨人は約7億円、阪神は約4億円の収益が出たようだ。

ソフトバンクは第6戦まで行ったので一番収益が大きかった。

規定により2位のチームから3位チームに300万円が支払われるが、阪神の4億円と広島の300万円では比べるものでもない。

 

7億円、10億円と言ったら、チーム運営にも大きな影響を及ぼすし、CSでの臨時収入で大物選手を補強することも可能だ。

つまり、CSを主催試合できると編成戦略にも直結することになるので、CSを廃止するのは難しいと言える。

実際、2010年に自分はCSを廃止するのは無理だと書いていたし。

 

それでも、今年のCS、日本シリーズを観て改めて感じたのは、やはりCSは廃止または見直すべきじゃないか、と。

 

今年はファンの球団(阪神のこと)が日本シリーズに進出したが、レギュラーシーズンで巨人に7ゲームも差を付けられたからなのか、あまり嬉しくなかった。

 

日本シリーズの視聴率も悪かったのも、阪神が2位だというのも要因の一つだと思う(日本シリーズの権威が落ちたという意味で)。

視聴率の件は後日取り上げる予定。

 

もっとも、CSでのソフトバンク日本ハムの選手たちに必死さを見てしまうと、CS廃止がベストな選択なのか微妙になるが、少なくともアドバンテージ含めて改正するべきじゃないか。

継続するなら、限りなく優勝チーム同士が日本シリーズに進出するように改正、特に3位のチームは日本シリーズに進出できないようにしないと。

 

例えばこんな感じで見直し。

ファーストステージは、2位に1勝アドバンテージを与える。

ファイナルステージは、3位が進出した場合は優勝チームに2勝アドバンテージ。

 

2位が進出した場合は、レギュラーシーズンのゲーム差が4・5までは優勝チームに1勝アドバンテージ、ゲーム差が5以上の時は優勝チームに2勝アドバンテージ。

 

今年は巨人が4連敗したので、見直しをしたところで日本シリーズに進出できなかったが、2位対2位、2位対3位、3位対3位の日本シリーズを避けるためには、見直しは必要だ。

 

本来は、日本シリーズが最高の舞台であったはず。

それが、144試合の長丁場であるペナントレースの価値を落とす結果になってしまっては、元も子もない。

 

確かにプロ野球は興行だ。

CSを主催できたら利益は大きいし、消化試合が減ったことも利益に繋がる。

でも、目先の利益ばかり追求して、長い目でみて球界のためになるのか?

 

CSでの数億円の収益と消化試合減少のために、日本シリーズの権威を落とし、レギュラーシーズンの価値を落としていいのか?

 

本当は廃止が一番いいが、CSに代わる代案が難しい。

ペナントの優勝同士で日本シリーズを行った後に、セパ上位3球団によるカップ戦や交流戦優勝チーム対日本シリーズの勝者、というのもあるが、消化試合を減らすということにはならないし。 

何か現実的な良い案はないか。

 

あと10月15日に取り上げた、CSファイナルステージのチケット価格が大暴落した件について追記、補足をする。

 

阪神初のCSファイナルステージ進出も和田続投で白けたのか?チケット価格が大暴落!

t-1.hatenablog.jp

 

今年のCS 巨人対阪神戦(東京ドーム)の観客動員数は、第1戦 44871人、第2戦 44728人、第3戦 46025人、第4戦 46311人だった。

 

2013年のCS 巨人対広島戦(東京ドーム)の観客動員数は、第1戦 45107人、第2戦 45316人、第3戦 46081人だったので、第1戦から第3戦まで全て昨年と比べて減少した。

 

今年は第1戦から第3戦まで現地で観に行ったが、観た感じ第1戦と第2戦は全体の95%くらいは入っていた。

5%来ていないということは約2200人。

指定席Sと指定席Aは埋まっていたが、指定席Bは3塁側、指定席FCと指定席Cは中央付近に空席が目立った。

 

指定席は表向き完売していたので、この空席は広島ファンが購入しながら余ってしまった箇所。

2200枚については、チケットが捌けず金券ショップやオークションなどで余ったことになる。

 

余った理由については、上記の記事に書いた通り。

 

第1戦は阪神ファンが少なかったが、第1戦に勝ったことで、第2戦は第1戦よりも内野の指定席Aと指定席Bの3塁側に阪神ファンがかなりいたし、2階席の3塁側も阪神ファンが多かった。

さらに第2戦も阪神が勝ち、第3戦は阪神ファンだらけになった。

 

第4戦はTVで観る限り、かなり阪神ファンがいたと思われる。

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因みにチケット&トラベルT-1は、第1戦から第4戦まで1枚も残らずに完売した。 

完売したので勝ち組?

第1戦と第2戦の2日間で、200人以上買取りを断ったから勝ち組にならない。

 

第4戦を除き、第1戦から第3戦まで欲しい人より、売りたい人の方がメチャクチャ多かった。

第4戦以外は、あれ以上買取りしていたら余っていた。

これだけ需要と供給のバランスが崩れたCSは初めてじゃないか。

 

なお、対阪神戦での公式戦と違って外野席のビジター応援の枠が4ブロックしかなかったので(公式戦は対阪神戦のみ、レフトに巨人応援席の設定がない)、これについては来年改善してほしいが。

 

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チケット&トラベルT-1ホームページ(東京・水道橋)
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最後に恒例の雑談コーナー。

 

オフィシャルブログの雑談コーナーは過激で、当ブログでは書けないプロ野球ネタを書いているので興味ある方はご確認を。

 

佐野の大会にレギュラーで出ている連中が両国に出ていいのか?11・30(日)ガチトーク 二見社長×佐野直~カリスマ対スーパースター第2ラウンド~

 

来年から巨人のユニホームが、アディダスからアンダーアーマー製に変更すると発表された。 

そうなると東京ドーム22ゲートの横にあるアディダスショップはどうなるんだろうか? という疑問が。

 

2015年 東京ドームでの巨人対阪神戦の日程。 

 

4/3(金)4(土)5(日)5/2(土)3(日)7/10(金)11(土)12(日)8/18(火)19(水)20(木)9/22(火)23(祝)、以上13試合を予定。 

2012年以来、9月に試合を行う。

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ジャパンラグビートップリーグ 2014-2015

全国41会場・秩父宮・花園・瑞穂・他)

2ndステージ 11/28~1/11、ワイルドカードトーナメント 1/24・25・31、プレーオフトーナメント セミファイナル 1/24・25 いずれか有効 

自由席 一般 前売 1350円 当日 1600円→1000円

 

2/1(日)14時 ジャパンラグビートップリーグ 2014-2015

プレーオフトーナメント ファイナル  秩父宮ラグビー場 

自由席引換券 一般 前売 1350円 当日 1600円→700円