今年のプロ野球で一番嬉しかったことは、阪神・大和外野手の高いレベルの守備力が全国のプロ野球ファンに伝わったことだ。
シーズン中から大和の守備が凄いと何度も書いてきたが、クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ(阪神対巨人)と日本シリーズ(阪神対福岡ソフトバンク)でのスーパープレー連発はホント凄かった。
今年のゴールデン・グラブ賞に、阪神からは遊撃手 鳥谷敬(2年連続3回目)、外野手 大和(初受賞)の2人が受賞。
2014 ゴールデン・グラブ賞 セ・リーグ
投手 前田健太(広島)
捕手 阿部慎之助(巨人)
2014 ゴールデン・グラブ賞 パ・リーグ
外野手 陽岱鋼(日本ハム)、糸井嘉男(オリックス)、柳田悠岐(ソフトバンク)
やっと大和の守備の凄さを認知されて良かったと思うが、センターラインに守備の上手い鳥谷と大和がいたのはチームとして大きかった。
ところで、7年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞し(ヤクルト時代の91年~97年まで)、来年から福岡ソフトバンクの外野守備コーチの就任が決まった飯田哲也氏が、「現役で一番うまい外野手は阪神の大和」と評価している。
前にもニッポン放送で、一番うまい現役の外野手は大和だ、と公言しており、その件についてはブログにも取り上げた(リンク先の記事の後半)。
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飯田氏が大和を評価する点として、打球に対する反応の早さ、落下点に入るスピード、捕ってから投げるまでの速さ、どれを取っても現役でナンバーワンだと。
飯田氏曰く、「打球に対する反応が早いから、ファインプレーをファインプレーに見せない」という点も絶賛していた。
その飯田氏が、12月3日発売の夕刊フジのコラムで、名外野手の条件について取り上げていたので、その記事を一部抜粋する。
飯田哲也氏 「今夜もスーパーキャッチ」
見出し:名外野手の条件とは
最近の日本野球は打てなければ試合に出れない傾向が強い。守備の名手も打てないとレギュラーの座を追われて出場機会が減る。
私がゴールデン・グラブ賞を7年連続受賞できたのは野村克也監督のおかげ。野村ID野球は「相手に点をやらなければ負けることはない」という考え。
私は、守り勝つ野村野球だったからこそ試合に出続けることができ、徐々に打撃も上達していった。打ち勝つ野球を目指す監督だったら、様相は大きく変わっていた。
私にとって守備の師匠は屋敷要さん。試合前のフリー打撃で生きた打球を捕ることを重視。常に試合のつもりで全ての打球に反応すること。
反応の速い人と遅い人では、スタートの1歩目で3-5メートル違ってしまう。打球に対する反応・判断、送球の正確さ・コントロールが大事。
私が見たところ、いまの日本プロ野球で一番うまい外野手は今回ゴールデン・グラブ賞を初受賞した阪神の大和。
まだ受賞したことのない中日の平田も送球が正確で肩も強く、捕ってからのスローイングも速い。経験を積めばゴールデン・グラブ賞の常連になる。
以上。
報道ステーションで、ゴールデン・グラブ受賞者18選手に球界NO.1の名手は誰だ? とアンケートを実施していた(1人がGG受賞者3選手を選択)。
というわけで、守備の名手たちが選んだベスト3
1位 広島 菊池
2位 阪神 鳥谷
自分は現地でプロ野球の試合を観るときは、守備を重視して観るようにしている。
でも、打撃だけしか見ていないファンは非常に多い。
実際、応援しているチームの攻撃が終わると、喫煙タイムなのか、席を立つ人が多い。
トイレなら分かるが、イニングの度に席を立つ人がいるからな(呆)。
そういうファンに限って、大和が凡退すると、「大和を交代しろ」と野次を飛ばす(呆)。
その件については前にも書いたが。
予想通りの失速!和田を始めとする首脳陣、フロントも悪いが、選手も悪い 高代コーチ以外の首脳陣は全員辞めるべき
それから鳥谷がパドレスとメジャー契約ができそうな感じなので、そうなると大和をショートに再コンバートという案が浮上しているが、自分は大反対だ。
しかも打撃優先で、西岡をセンターにコンバートしようとしている。
それは非常に危険な行為だ。
シーズン中再三、守備に不安のあるマートンのカバーをしてきたのが大和。
マートンのフォローが必要だからこそ、大和がセンターにいる価値がある。
西岡ではマートンのカバーまでするのは厳しい。
日本シリーズは、大和のファインプレーで7~8失点防いだ。
野球は点取りゲームなので、点を取ることも重要だが、失点を防ぐことも重要だ。
山脇を解任して、飯田氏を阪神の外野守備コーチに就任してほしかった。
チケット&トラベルT-1ホームページ(東京・水道橋):03-5275-2778
http://www.t-1.jp/tk/
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T1futami(T-1二見ツイッター)
http://twitter.com/T1futami
最後にお約束の雑談コーナー。
雑談コーナーでも引き続き阪神のことを書くと、ツイッターでは和田の次に福留を批判するツイートをよく見たが、自分は福留を批判する気にはならなかった。
というのも、福留の高い守備力と勝負強い打撃を評価したからだ。
確かに、怪我も多いし、年俸が高いので批判するのも分からないわけではないが、怪我した後の和田の使い方が悪いところもあったので、その辺のことを考慮しないと。
オフィシャルブログの雑談コーナーは、当ブログでは書けないプロ野球ネタを書いているので、興味ある方はご確認を。
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