やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

プロ野球チケット・グッズ情報を中心に、阪神タイガースやプロ野球について“23式”でタイムリーに発信

チケット転売について問題提起 広島東洋カープよりも払戻し不可、一切の転売を禁止、ダブルスタンダードがまかり通っている一部の音楽業界とUSJに問題が AERA dot.の取材を受けて解説

本題の前に極上の二見激情ブログの記事を紹介

30周年の世界らん展 花と緑の祭典(東京ドーム)のチケットを水道橋のT-1で発売中 佐伯代表と青木真也の問題続報 長南亮と青木が言いたい放題なのは格闘家に原因がある?

http://t1gp23.blog.fc2.com/blog-entry-1373.html

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1月9日にAERA dot. (アエラドット) の取材を受け、取材から約2ヶ月後の3月6日に自分のインタビューが掲載されたので、この件について取り上げる。

早速、見出しと1ページ目を一部引用する。

 

チケット転売トラブル、各球団で対応バラバラ なぜ不正な“転売ヤー”がプロ野球で黙認されるのか?〈dot.〉

dot.asahi.com

一部引用

チケット入手(購入)方法には、大きく分けて2通りある。1つは球場やプレイガイドなどで発売される正規ルートでの購入(一次販売ルート)。もう1つは発売済みチケットを金券ショップやネットなどのオークションで手にする方法だ(二次販売ルート)。

 

何かと議論に上るチケット入手をめぐる問題、高額転売に対する興行主、球団などの対応策はどの方向へ向かっているのか。また、従来は認められていた金券ショップ側などの対応はどうなっていくのか。

 

巨人の本拠地・東京ドームが立地するJR水道橋駅近郊で24年の営業実績を誇る『チケット&トラベルT-1』の二見理社長が現状を語ってくれた。 

以上。

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昨年6月14日に施行された、『特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律(チケット不正転売禁止法)』についてと、施行により金券ショップ業界にどのような影響を受けたのか(特にプロ野球のチケット)、というテーマであったので喜んで対応した次第。

 

画像はいつのようにランダムに挙げるが、今回アップした画像は本文とは関係はありません。

2019年巨人戦のスカイシート5、指定席Sなどのチケットを3枚、18年巨人戦のスカイシート5を1枚、19年の東京ドームでの巨人戦の様子を3枚、19年東京ヤクルト戦の外野指定席引換券を1枚、19年千葉ロッテ戦の内野自由席を1枚、19年ZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦の様子を1枚、18年5月26日福山雅治(東京ドーム)を1枚、18年11月30日・12月1日(土)SUPER JUNIOR(東京ドーム)を1枚、計12枚アップ。

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記事の内容は文句ない。

しかし、見出しと写真は納得いかないというか、疑問に感じる。 

記事を読んでもらうと分かると思うが、一部の音楽業界とUSJのチケット転売問題について批評している。

でも見出しはプロ野球界に問題がある書き方。

さらに広島東洋カープのことは語っていないが、マツダスタジアムの写真。

悪意を感じるが、これは仕方がないか。

何故なら、今やプロ野球で一番話題になっているのは広島だ。

チケット問題でも何かと言えば広島が必ず取り上げられるので、アクセス数を稼ぎたいならカープということになる。 

AERA dot.の収益のメインは広告収入だ。

とにかくアクセス数を増やさないといけない。

それでこのような見出しになったと思っている。

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実際、今回掲載されたアエラドットの記事は、同日付のアクセスランキングではスポーツ部門で3位だった。

因みに1位が大谷翔平関連。

これが良いのかどうか分からないが、少なくとも見出しに「一部の音楽業界やUSJのチケット転売問題」と入れていたら、3位にはなっていないはず。

 

自分としては、プロ野球よりも一部の音楽業界やUSJのやり方がおかしいと思っていたが、何故か広島東洋カープの問題にすり替えられてしまった。 

とは言え、繰り返しになるが記事の内容は良いので、是非5ページ全て読んでもらいたい。

ということで、残りの4ページの記事を一部引用しながら解説する。

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法律で認められていても入場できないケースが…

https://dot.asahi.com/dot/2020030600010.html?page=2

一部引用

金券ショップは主催者の同意を得ずにチケット販売をすることを生業としている(二次販売)。T-1は各種プロレス、格闘技団体のチケット正規取扱も行っており、一次販売と二次販売を扱う日本唯一の金券ショップである。主催者側ならびに金券ショップ側、両者の状況、そして購買者のニーズを熟知している。

 

金券ショップ経営者の中ではあまり危機感を持っていない経営者が多いらしいが、今後を左右する重要な法律だという。

 

特定興行入場券に関しては制約を受けることになった。しかしながら、NPB興行をはじめ、上記法律とは異なるペナルティを興行主が独自に設けている場合も多い。いわゆる“ダブルスタンダード”がまかり通っていると二見社長は語る。

 

「一部の音楽業界や宝塚歌劇団USJユニバーサル・スタジオ・ジャパン)などでは独自処分を科している。今回の法律に即せば『特定興行入場券』ではないチケットは金券ショップなどで自由に二次販売できる。しかし、上記の興行では、正規ルート以外での入手チケット保持者はすべて例外なく入場禁止としている。これではダブルスタンダード。法律で認められている方法(二次販売)でチケットを入手しても、会場へ入ることができない。これでは法律が何のためにあるのかわからない」

以上。 

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「一次販売と二次販売を扱う日本唯一の金券ショップ。主催者側ならびに金券ショップ側、両者の状況、そして購買者のニーズを熟知」と入れてもらったのは光栄。

解説すると、一部の音楽業界やUSJは、例え定価以下であろうが全ての転売を禁止(二次販売のこと)にしている。

ダブルスタンダードがまかり通っていること自体おかしいのに、今まで転売関連の記事の中でそこを視点としたものがなかったので、自分としては強く主張した。

 

USJは訴訟問題に発展

https://dot.asahi.com/dot/2020030600010.html?page=3

一部引用

『特定興業入場券』は音楽ならプロモーター、野球なら球団や親会社などの興行主が指定する。しかし音楽業界などでは、興行主とは異なる現場アーティストの意向が重要視される傾向にある。一部有志のアーティスト団体が転売の一切を禁止としたのだ。結果、法律上は認められている定価以下の金額で転売されたチケットでも会場内へ入ることができなくなった。

 

USJでは一身上の都合で日付指定日に行けなくなった時や、券種を間違って購入するなどチケット購買時のトラブルが多かった。客側が転売やキャンセル等を求めたところUSJ側は一切を拒否。それに納得できなかった人々が消費者支援機構関西(消費者センター)へ直訴し、提訴される騒動にまで発展している。

 

二見社長はこれまで多くのチケットを取り扱ってきたが、その中でもプロ野球は特殊な興行だと言う。

 

プロ野球のレギュラーシーズンは球団や親会社、オールスターと日本シリーズNPBが興行主となっている。その中で昨年までは、『特定興業入場券』に指定されているのはNPB管轄のオールスター、日本シリーズ、そして東京ドームでの巨人戦のシーズンシートのみ。法律施行後もNPBや巨人が不正転売でペナルティを科したことは一度もなく、黙認している。なぜなら不正転売を探し出すのは莫大な費用や時間がかかる。興行主も労力を割けない、というのが本音なのではないか」

 以上。

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USJが消費者団体に提訴された件については、キャンセル不可、転売禁止を謳い、一方的に無効にするのは法律的に問題があると、ずっと前から思っていた。

急な都合で行けなくなったりしても原則キャンセルや払戻しはできない、一切の転売を認めない、今まで問題になっていなかった方が不思議。

購入額と同程度での転売は、消費者の正当な権利だし、所有権が移っている以上、行けなくなったら支払った代金を少しでも元を取りたいと思うのは当たり前のことだ。

 

今回の件はUSJに限らず、一部のアーティストを始めとする音楽業界にも言える話だ。

今まで一部の音楽業界やUSJは何故批判されなかったのか?

裏で何かが動いているとしか思えない。

なお、USJへの提訴は財産権の侵害と思っていたが、消費者契約法(消費者の利益を守るため)とのこと。

 

あとプロ野球が転売を黙認していることについてだが、容認はできないが、黙認は良いのではないか?

先ほども主張したように、払戻しができないのであれば定価までの転売は良いのではないのか?という意味。

一部の音楽業界やUSJのように、そこまで締め付ける必要がない。

ましてやプロ野球は、シーズンシートのウエートが大きい。

シーズンシート購入者に、一切の転売を認めない、身分確認を徹底することになったことで、シーズンシートの売上が激減したら元も子もない。

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プロ野球の球団は対応バラバラ

https://dot.asahi.com/dot/2020030600010.html?page=4

一部引用

「金券ショップで手に入れたチケットで観戦できる球団とそうでない球団がある。ファンからすると混乱する。一番の被害者はファンであることをNPBが認識すべき」

 

二見社長が語るように、NPBに関しては高額転売に関しての足並みはまったく揃っていない。このままでは法律の詳細を理解していないファンが処罰される可能性もある。そして法の抜け穴を利用して利益を出す企業も出てくるはずだ。まさに負のループに陥りつつある。

 

また前述した音楽団体なども足並みが揃っているとは言えない状態だ。

 

「興行チケットの日付指定がある日に急な用件ができて行けない時もある。飛行機や新幹線の場合、手数料はかかっても払い戻してくれる。一部の音楽業界など、こういうアフターケアをしないで『転売を認めない』と言われても納得できない。お客さんに対する一番大事なケアをしないのに、一方的な感じもする」

 以上。

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飛行機や新幹線のチケットは、手数料はかかるが払い戻し可能。

でも一部の音楽業界とUSJは払戻し不可、転売不可。

明らかにおかしい。

 

https://dot.asahi.com/dot/2020030600010.html?page=5

一部引用

二見社長は現時点で考えられる改革私案を挙げてくれた。

 

「このチケットは特定興行入場券、これはそうでない、というのは分かりにくいので一括りにすべき。また法律設定するなら具体的な数値などを設ける。例えば二次販売する際には、定価の1.5倍までの価格設定ならば容認、それが証明できれば興行への入場も認める。そもそも二次販売をするには、多くの経費や手間ひまもかかるから、定価の1.5倍程度では販売側の利益は出ない。だからこそ、しっかりしたとケアなどリピーター獲得の営業努力をしない金券ショップは淘汰されている。何十倍もの値段設定するなど、決定事項を守らない悪質業者や転売屋などを厳格に摘発すれば良い。ファンの側も本当に見たいのならば、定価の1.5倍なら適正価格だと感じるはず」

 

本気で見たいのならば、お金を出すファンはいる。自身で納得した上で二次販売でチケット購入するファンがすべて悪いと決め付けるのも乱暴ではなかろうか。

 以上。

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チケット&トラベルT-1ホームページ(東京・水道橋):03-5275-2778

http://www.t-1.jp/tk/

チケット&トラベルT-1ツイッター  http://twitter.com/Ticket_T1

二見社長ツイッター  http://twitter.com/T1futami

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1.5倍ということは、2000円のチケットなら3000円なので1000円しか儲けがない。

問題視しているのは、5000円のチケットを5万円、6万円で売られていることだ。

ただ特定興行券に該当しないのであれば、5000円のチケットを5万円で売ろうが合法だ。

それだったら、全てのチケットを1.5倍までにした方が分かりやすい。

 

チケット転売について問題提起したわけだが、再三書いてきたが、広島東洋カープよりも払戻し不可した上に一切の転売を禁止して、ダブルスタンダードがまかり通っている一部の音楽業界とUSJに問題があるということを、今回の記事を通して知ってもらいたい。 

自分の主張を載せてくれたAERA dot.には、文句を言いながらも感謝している。

チケット転売問題については、他にも話したいことがあるのでまた機会があればその時はよろしく。

 

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二見社長 フェイスブック  http://ja-jp.facebook.com/syachofutami

T-1激情&チケット  http://www.mag2.com/m/M0040916.html