ドジャースの黒田博樹がWBC・日本代表を辞退していたため、阪神の岩田稔が1次候補選手に加わった。
原辰徳監督は「最終的には、投手は13人に絞るが、侍ジャパンとして、ひとり必要」と補充を決め、山田久志投手コーチは「どうしても左がもう1枚欲しいと、私からお願いした。あれだけのカーブとスライダーはなかなか投げられない」と岩田を選んだ理由を説明した。
実績より、左腕での高い潜在能力を買って代表候補に加えたわけだが、阪神ファンだから贔屓するとか別にして、岩田はいい投手だ。
しかし、である。
これを見てほしい。
先発(右):岸孝之、涌井秀章、小松聖、ダルビッシュ有、渡辺俊介、田中将大、岩隈久志、松坂大輔
中継ぎ(左):山口鉄也
これが現時点での、投手16人のメンバーである。
16人中、先発が12人、抑え・中継ぎが4人、明らかに先発投手が多い。
しかも、選考メンバーで中継ぎ専門は山口だけしかいない。
これには懸念を感じる。
球数制限もあり原監督は走者のいない場面で先発投手を2人使う“W先発構想”を掲げている。
今回の岩田にしても、中継ぎで使うつもりだろう。
こんな感じになるのか?――
先発:松坂、ダルビッシュ、岩隈、杉内、涌井
中継ぎ:和田、渡辺、岸、小松、内海、岩田、田中、山口
抑え:藤川、斎藤、馬原
繰り返しになるが、中継ぎは山口以外は全員先発。
ちょっとまずくないか?――
実際に、第1回WBCでも同じような試みをしたが、うまく機能していない。
そもそも、いくら走者がいない場面で登場しても、先発と同じような状態でマウンドに立てるわけがない。
まして、国際舞台でしょ。
未経験のポジションで同じような活躍を求める自体、酷というものだ。
そんな状況にも関わらず先発ばかり並べて、さらに左の中継ぎ・抑えにしても山口のみ。
ここに来て、岡島秀樹を選出しなかったところに疑問を感じる。
それに、抑えの馬原は故障明けで昨年の後半に復帰したばかりで厳しい。
もうひとりの抑え斎藤にしても、今日レッドソックスに決まったようが、この先黒田と同じように辞退する可能性だってある。
そう言った理由で外していた。
独断と偏見でWBC28人のメンバーを考えた結果、「頼むから栗原を選んで松中を外してくれ!」という心境
最終的には、投手は13人になるわけで、3人は外れる。
万が一、斎藤と馬原が外れると、抑え・中継ぎ専門は藤川と山口の二人しかいない。
例えば、同じ阪神なら、中継ぎには江草と渡辺がいる。
巨人に移籍したマイケル、ヤクルトの押本と松岡、日本ハムの武田勝、西武の星野、ロッテの川崎など、中継ぎの適任者は沢山いる。
打者の方でも左打者ばかり並べて、両打ちの松井稼と西岡が外れて、投手にしても中継ぎは足りない。
このままでは、決勝戦進出とか言う前にアジアラウンドも危ないんじゃない?――
WBC日本代表のスタメンオーダーを対右、対左と考えてみた
店頭または通信販売などの詳細は、チケット&トラベルT-1ホームページ:03-5275-2778
埼玉西武ライオンズ戦(西武ドーム)平成21年度(2009年)公式戦
内野指定席引換券(株主優待券)※西武ドーム入場券売場窓口で当日または事前に引換え 1枚 1500円
パ・リーグ公式戦開幕日~7月の公式戦最終日まで有効(オープン戦にはご利用になれません)