昨年の12月に、WBCの侍ジャパンの28人に残る選手の予想をした。
WBC侍ジャパン・日本代表候補の34選手のうち、最終的に28人に残る選手は?
吉見一起(中日)は辞退、山井大介(中日)と村田修一(巨人)は予想通り、浅尾拓也(中日)と大島洋平(中日)は怪我なので仕方がない。
機動力を考えたら聖澤は残すと思った。
国際戦で、しかも勝負が掛かった試合になると、そう簡単には点が入らないので機動力をどれだけ有効に使えるのかが重要。
その意味では、昨年のセパの盗塁王の大島と聖澤がいないのは痛い。
外野は、角中が落ちると予想したが。
そんな訳で、以下の28選手で挑む。
投手
田中将大(楽天)、前田健太(広島)、内海哲也(巨人)、杉内俊哉(巨人)、沢村拓一(巨人)、摂津正(ソフトバンク)、涌井秀章(西武)、牧田和久(西武)、能見篤史(阪神)、今村猛(広島)、森福允彦(ソフトバンク)、山口鉄也(巨人)、大隣憲司(ソフトバンク)
捕手
阿部慎之助(巨人)、相川亮二(ヤクルト)、炭谷銀仁朗(西武)
稲葉篤紀(日本ハム)、本多雄一(ソフトバンク)、松井稼頭央(楽天)、坂本勇人(巨人)、鳥谷敬(阪神)、井端弘和(中日)、松田宣浩(ソフトバンク)
外野手
内川聖一(ソフトバンク)、長野久義(巨人)、糸井嘉男(日本ハム)、中田翔(日本ハム)、角中勝也(ロッテ)
さて、今日からオーストラリアとの壮行試合が始まり、京セラドームでは思った以上のお客さんが入っていたが、過去の2大会と比べて今回のWBCは盛り上がりに欠けると思うのは自分だけではないはずだ。
実際、東京ラウンドの3月8日(金)のGAME 2くらいは侍ジャパンが出るのは確定と言ってもいいので全席完売してもいいはずなのに(日本が東京ラウンドに進出した場合、1次ラウンドの通過順位にかかわらずGAME 2に出場)、売り切れているのは指定席C1塁側と外野指定席のライトとレフトのみ。
今回の侍ジャパンは巨人とパ・リーグの連合軍なので、これで人気がないということは、巨人の人気が明らかに落ちている証拠にもなる。
それよりも不人気なのは、日本人メジャーリーガーが一人もいないので、過去2大会と比べてメンバーが明らかに落ちているのもあるが、読売の主導がモロに見えるからというのも大きいのでないか?
例えばWBCの高すぎる入場料金の設定にしても、本当にMLBの意向だけであの値段にしているのか?
WBC 2013東京ラウンドの高すぎる正規価格の料金表と日程
実は、読売グループの存在(意向)が大きいような気がしてきた。
もっとも日本人メジャーリーガー一人も出ない時点で、あの価格にすること自体間違っているし。
入場料金だけではない。
後の祭りになるが、監督人事にしてもノムさんこと野村克也氏があれだけ監督をやりたがっていたのに、無視して結局は読売色の強い日本テレビ解説者の山本浩二に。
野村氏は読売巨人軍の上層部に嫌われている。
さらに、メジャー組では唯一出場を希望した上原浩治を無視したのも、上原が読売巨人軍に嫌われているからではないのか?
とにかく今回の侍ジャパンのメンバーではメチャ不安だ。
何しろ国際試合だと未知数な選手ばかり。
田中はエースとして初めての国際大会だし、マエケンも今の感じだと厳しそうだ。
巨人に優秀な選手が多いので、必然的に巨人の選手が多いのは理解できる。
でも巨人の選手で、国際戦で実績があるのは杉内と山口だけ。
その巨人では、杉内、澤村、長野には期待できるし活躍するとみた。
反対に、阿部と内海は活躍できない予感がする。
内海にしても、前回のWBCの時もボールが合わずに苦戦をしたが、今回も合わなさそうだから期待できない。
そもそも内海はハートが弱い。
先発で使っても中国かブラジル戦でしか使えないと思う。
因みに坂本は未知数、山口はそこそこやるかと。
好きなチームの阪神からは、能見と鳥谷が選ばれた。
鳥谷は好きな選手なので選ばれて嬉しいが、世界で通用する選手かと言えば厳しい。
坂本も同様に世界で通用する選手になるのかという疑問になるが、坂本の場合これから伸びる可能性もあるが、鳥谷はある程度先が見えているから。
鳥谷はとにかく初物に弱い。
守備固めが妥当だし、鳥谷がスタメンということはレベルが低いメンバーである証拠。
ただ鳥谷がショート以外の、セカンドやサードにたらい回しされるのは逆にプラスだと思う。
鳥谷もコンバートしてもいい年齢だし。
能見も好きな選手だが、鳥谷と違って期待できる。
ただ先発、中継ぎのどっちで使うんだろうか?
ペナントのこともあるので、出来たら先発で使ってほしい。
能見の先発が無理なら中継ぎで統一してほしい。
先発と中継ぎのたらい回しは勘弁。
やはり先発、中継ぎフル回転されると、シーズンに影響が出てくる。
今日のオーストラリア戦の使い方を見ると、能見は先発になりそうだ。
先発は、田中、杉内、マエケン、能見の4人を軸に展開すればばいいと思うが、今日の田中のピッチングを見ると、軸は田中より杉内と能見でいいんじゃないか。
杉内は場馴れしているし、モノが違う。
いずれにしてもWBCを優勝するためには、左の杉内と能見の使い方が鍵となる。
先発よりも抑えが心配。
浅尾がいないのが痛いし手薄になった。
こうなると、何故上原を選出しなかったのかって話になってくる。
抑えの候補の摂津、森福、山口はある程度信頼できるが、個人的には澤村が面白い。
クライマックスシリーズ、日本シリーズと見て、澤村は度胸があるし、短期決戦にも向いている。
不安はストレートを狙われる可能性もあるが。
涌井、今村はビハインドか、点差が付いた場面じゃないと怖くて使えない。
今日は牧田を抑えで使ったが、牧田が守護神かと言えば不安だ。
投手陣は何とかやるとして、一番の心配は打線。
とにかく打てない。
やはり坂本が3番だとキツい。
だとすると、糸井が3番か?
本塁打を打ったからではないが、捕手は相川にして阿部はDHにした方がいい気がする。
いずれにしても、プロは結果が全て。
これは日本に限らず、世界の共通認識。
最終的には優勝してくればいいので。
まずは第1ラウンドを1位で通過して、東京ラウンドの初戦に勝つこと。
初戦で負けるといきなり崖っぷちに追い込まれる。
経験がない選手が多いので、精神的に優位に立ちたい。
今度WBCのことを更新する時は、もう少し明るい話を書きたい(笑)。
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