やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

プロ野球チケット・グッズ情報を中心に、阪神タイガースやプロ野球について“23式”でタイムリーに発信

ダブルスチールは何だったのか?鳥谷の球史に残るスチールに始まり、ダブルスチールで終わった侍ジャパン!采配ミスを認めなかった山本浩二

3月19日のWBC準決勝、プエルトリコとの一戦は、残念ながら1-3で敗戦し、日本代表の侍ジャパンは3大会連続の優勝を逃した。

プロは結果が全てなので、ある程度の批判はしょうがないが、ツイッターフェイスブックでは、山本浩二、内川、阿部などの人格を否定するような中傷が多く見られた。

北京五輪の時と違って、優勝できなくても今回のWBCは感動したし、楽しませてもらった。

それは自分だけではないはずだ。

確かに、国際試合の場合は観る側の本気度が違うので、負けたときの反動が大きいともいえるが、感動したのに、否定することしか書けない人達は楽しくない人生を歩んでいるのか?

だからと言って、よくやった、と何でもかんでも美化するのもおかしい。

検証する必要はある。

問題は反撃ムードに水を差した、1点返して8回裏一死一、二塁、4番阿部の場面でのダブルスチール失敗について。

何故、あの場面でダブルスチールなのか?

その前の8回表、一死満塁のピンチの場面で涌井から山口に変わり、絶対絶命の場面で山口は抑え、8回裏、一死から鳥谷が三塁打、井端のタイムリーで1点返し、内川がライト前ヒットで続き、打者は阿部。

逆転のムードが高まった最高の場面で、問題のシーンが起こった。

ここで、山本浩二監督と内川聖一の試合後のコメントを紹介する。

一部引用。

山本監督「8回の走塁はダブルスチールを行ってもいいというサインでした。スタートで井端(弘和)が少し遅れましたが、どちらにしても選手は本当によくやってくれました。この経験がこれからの野球人生にもプラスになるのではないかと思います」

――打席には強打者(阿部慎之助)が入っていたにも関わらずダブルスチールを狙ったのはなぜか?

山本監督「あの投手(ロメロ)の動きが大きいというのはビデオで見てわかっていましたし、そういうチャンスがあれば行くということはミーティングで話していました。もちろん打席には阿部が入っていましたが、1つでも前の塁に行くという姿勢でしたから。この作戦は失敗か成功かだけですから、悔いはありません」

――8回のダブルスチール失敗について。

内川「全部いい訳になるけど僕が全部壊してしまった。過去の先輩たちにも申し訳ない気持ちで一杯です」

以上。

いくらプエルトリコのロメロが、クイックが下手でうまくスタートを切れれば成功のチャンスはあるとは言っても、キャッチャーはメジャーで屈指の強肩モリーナ。

しかも阿部は左打者。

左打者になると三盗の際には、捕手は打者を避けないで送球できる。

さらに、二塁ランナーの井端のこの三年間の盗塁数は、2010年0、11年3、12年4と一桁が続いている。

重盗に慣れてない上に足もさほど速くない選手に強肩の捕手に左打者。

結果、そのプレッシャーもあってか、一塁走者の内川がアウト。

明らかに作戦ミスと言っていいだろう。

結果論以前に、あの場面でダブルスチールのサインを送ること自体、無謀だった。

内川が井端から目を離したのはミスだ。

しかし、敗戦の責任が内川になるのかといえば違う。

8回裏以外のチャンスで進塁打を打てない、犠牲フライを打てない、そのツケが最後に焦りを生んだとも言えるので、やはり敗因は打てなかったことと、能見のところの継投ミスだと思う。

それにしても、4番阿部を信頼していると言っておいて、最後の最後で無謀な采配をしたということは、やはり阿部を信頼していなかったということにもなるが、今さら山本浩二を責めてもという気持ちもある。

と言っても、山本浩二ダブルスチールの采配ミスを認めたら良かったが。

会見を見る限り、選手に責任転嫁しているような感じもしたので、そこの部分は残念だな、と。

今回のWBCは、鳥谷敬の球史に残る一世一代のスチールに始まり、ダブルスチールで終わった侍ジャパン

あの鳥谷の盗塁がなければ、ダブルスチールがなかったかもしれないが、鳥谷のあの盗塁がなかったら、2次ラウンドで敗退した。

野村克也氏がよく言うが、勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し。

タラ、レバになるが、井端、内川のダブルスチールが成功していたら、阿部のセカンドゴロが抜けてライト前ヒットになり、少なくともあの場面で同点には追いついていたと思う。

野球というのは生き物だから、その後も押せ押せとなり、侍ジャパンが勝っていたかもしれない。

でも失敗し負けたんだから、プエルトリコのほうが力が上だったってこと。

いずれにしても、監督と選手の選考、起用方法も含め改善しないといけない。

それと、ペナントやWBCの時期についても検討するべきだし、課題は沢山ある。

その辺のことは前にも書いたので、まだ読んでいない方は参考に。

サッカーのW杯と同じようにWBCの日本代表に選ばれることが野球選手の目標となるには、引退後でも評価されるような体制を作るべき

繰り返しになるが、今回の侍ジャパンの試合はホント楽しませてもらった。

メジャーなしの国内のメンバーだけでも、充分に世界に通用する力があるということが分かっただけでも収穫はあった。

チケット&トラベルT-1ホームページ(店頭&通信販売などの申し込み):03-5275-2778

Ticket_T1(チケット&トラベルT-1 ツイッター

埼玉西武ライオンズ戦(西武ドーム)オープン戦

内野自由席招待券(外野自由席可能) 前売 1400円、当日 1800円

3/23(土)24(日)13時 横浜DeNA  800円※残6枚

読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)オープン戦

3/20(祝)14時 西武  自由席招待券 大人 1500円→900円※売切れ

3/20(祝)14時 西武、23(土)24(日)14時 楽天  自由席招待券 大人 1500円→1000円※残1枚

3/23(土)24(日)14時 楽天  自由席招待券 大人 1500円→1000円

北海道日本ハムファイターズ戦(東京ドーム)オープン戦

3/21(木)18時 楽天  内野自由席招待券  3000円→1500円※売切れ、外野自由席招待券  1000円→700円

横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)オープン戦

内野自由席招待券  定価 大人 2000円

3/20(祝)13時 楽天、21(木)13時 巨人、22(金)13時 西武  700円※売切れ

読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)公式戦

3/29(金)18時 広島  指定席C 2階1塁 3通路5列  2300円※売切れ

指定席D席引換券 定価 1700円

3/31(日)14時 広島  700円※残1枚

4/6(土)14時 中日  700円※残4枚、7(日)14時 中日  700円※残4枚