やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

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球史に残る大激戦は東京ヤクルトが20年ぶり6度目の日本一 5試合1点差、全6試合2点差 オリックス優位と予想した解説者に呆れ返る DH制に責任転嫁した原のコメントは?

本題の前に極上の二見激情ブログの記事を紹介。

緊急事態宣言下で15名参加の馴れ合い宴会を富松恵美が能天気に画像付でアップ、二見に断罪されると反省もせず証拠隠滅の削除、13名の三流女子(総合・キック)格闘家 風間ルミさん

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f:id:t-1tk23:20211130210027j:plainほっともっとフィールド神戸で行われた日本シリーズ第6戦は、東京ヤクルトスワローズオリックス・バファローズを下し、対戦成績を4勝2敗で20年ぶり6度目の日本一に輝いた。

セ・リーグ勢が日本シリーズを制したのは、2012年の読売巨人以来、9年ぶり。

 

ということで、今年の日本シリーズを振り返る。

画像は、神宮球場での東京ヤクルト戦2021年を5枚、2020年を3枚、2021年8月24日・25日に行われた静岡草薙球場でのヤクルト対中日戦のポスターを1枚、野村克也元監督&若松勉元監督&バレンティンを1枚、2021年の東京ドームでの読売巨人戦を1枚、2020年のZOZOマリンスタジアムでの千葉ロッテ戦を1枚、計12枚をランダムにアップ。

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f:id:t-1tk23:20211130210058j:plain前々回更新した当ブログに書いたが、第1戦に東京ヤクルトが勝ったら4勝1敗でヤクルト、第1戦に負けたら4勝3敗でヤクルト、と予想していたので、予想はほぼ的中したと言っていいだろう。

 

自分の予想よりも、オリックスを日本一にする解説者やOBが予想が多かったのには呆れ返った。

正確に書くと、呆れたのは予想ではなく、オリックスを優位とした理由だ。

その理由が何と、「山本由伸がいるから」「山本由伸は確実に勝ちを計算できるから」と(呆)。

 

話にならないのはこのこと。

解説陣は、本当に仕事をしているのか?

大体、山本由伸一人で4勝できるわけじゃない。

f:id:t-1tk23:20211130210559j:plain自分が生まれる前の話になるが、1958年の日本シリーズ西鉄ライオンズ読売ジャイアンツを4勝3敗で下し、日本一になった際、「神様、仏様、稲尾様」とスポーツ紙の見出しとなった。

西鉄のエースだった稲尾和久氏は、7試合中6試合に登板。

第3戦以降は5連投、うち5試合に先発し4完投だった。

 

リアルタイムで見た中で記憶に残っているのは、1992年の日本シリーズ西武ライオンズヤクルトスワローズだ。

ヤクルトの岡林洋一氏は、第1戦、第4戦、第7戦の3試合に先発し、いずれの試合でも完投。

3勝4敗で惜しくも日本一を逃したが、常勝軍団の西武をあと一歩まで追い詰めた。

 

今の時代、稲尾氏や岡林氏のような登板は不可能だし、こんなことは誰が見ても分かる話。

それを山本由伸がいるから、という理由でオリックスが日本一と予想した解説者は、もう解説の仕事を辞めてもらいたい。

f:id:t-1tk23:20211130210640j:plain以前に取り上げているが、レギュラーシーズンで無双でも、日本シリーズで活躍できるとは限らないし、その反対もあり得る。

だから、必ずシリーズ男、というのが現れるわけで。

 

山本由伸は、今回の日本シリーズで1勝もできなかった。

勿論、山本由伸は素晴らしい投球をした。

ヤクルト打線は決して山本を攻略できたわけではないが、野球は個人競技ではない。

個人がいくら活躍しても、チームに勝ちを付けなければ意味がない(特にポストシーズンでは)。

f:id:t-1tk23:20211130210711j:plainそれにしても今年の日本シリーズは、死闘の連続だった。

全試合、痺れる展開の続出。

逆転、逆転が多く、最後の最後まで分からない試合ばかりだったので、本当に面白かった。

スコアを見てみると。

 

第1戦 11月20日 京セラドーム オリックス 4-3 ヤクルト

第2戦 11月21日 京セラドーム オリックス 0-2 ヤクルト

第3戦 11月23日 東京ドーム ヤクルト 5-4 オリックス

第4戦 11月24日 東京ドーム ヤクルト 2-1 オリックス

第5戦 11月25日 東京ドーム ヤクルト 5-6 オリックス

第6戦 11月27日 ほっともっとフィールド神戸 オリックス 1-2 ヤクルト

f:id:t-1tk23:20211130210343j:plain第2戦を除き、5試合が全て1点差。

第2戦にしても2点差だ。

全6試合2点差以内なので、球史に残る大激戦と言っても過言ではない。

 

一進一退のシーソーゲームであったが、常に主導権はヤクルトが握っていた。

采配も同様だ。

継投や代打の起用を見ても、高津臣吾中嶋聡の監督としての差は一目瞭然。

 

例えば第6戦の延長12回に代打で登場した川端慎吾が、見事決勝のタイムリーヒットを打った。

川端が凡退したら、勝ちはなかった場面だ。

最後の最後に切り札を用意した。

また、次の打席が山田哲人だったので、川端を敬遠することはできなかった。

 

対照的に中嶋監督は、9回二死二塁で、一塁が空いているのに代打の切り札ジョーンズ。

申告敬遠で無得点。

次の打者が福田周平だったので、福田に賭けたのかもしれないが、結果が出なければ監督の責任だ。

もっとも、ここぞという場面で起用した高津監督と、期待に応えた川端が凄いってことになるが。

それと2回抑えで失敗したマクガフを、最後に起用したのも凄い。

f:id:t-1tk23:20211130210823j:plain面白い日本シリーズであったが、苦言を呈するなら、四球とエラーが多かったことだ。

両チームともエラー絡みの失点が多く、悪い意味でもシンクロしたのは否定できない。

 

ただこれはコロナ禍で、練習不足や調整が難しかった影響だろう。

実際、レギュラーシーズンでも同じようにエラーや無駄な四球が目立った。

エラーと無駄な四球が無ければ、この10年では間違いなくベスト日本シリーズだった。

 

2021年の日本シリーズは、この5年では一番。

この10年になると、2016年の北海道日本ハム対広島戦の方がレベルが高い。

2012年から2021年までの10年では、1位が2016年の日本ハム対広島、2位が今年のヤクルト対オリックス、3位が2013年の東北楽天対読売巨人。

 

参考に、2014年10月26日に私的日本シリーズベスト3を更新したのを見ると

 

私的日本シリーズベスト3、92年西武対ヤクルト、93年ヤクルト対西武、08年西武対巨人

t-1.hatenablog.jp

f:id:t-1tk23:20211130210158j:plainベスト3は、今でも変わらない。

1位 1992年 西武ライオンズヤクルトスワローズ

2位 1993年 ヤクルトスワローズ西武ライオンズ

3位 2008年 西武ライオンズ読売ジャイアンツ

 

4位以下を加えてベスト5にすると。

4位 2003年 ダイエーホークス阪神タイガース

5位 1983年 西武ライオンズ読売ジャイアンツ

次点 1985年 阪神タイガース西武ライオンズ

やはり、1992年と1993年は今見ても奥が深い。

92年と93年はセットで見るべき。

f:id:t-1tk23:20211130210908j:plainとにかくこの2年は、読売巨人が不甲斐ない試合をしまくり、2019年、20年と2年連続で福岡ソフトバンクに1つも勝てず惨敗。

原監督は自らの采配ミスを棚にあげ、「セパの格差を埋めるためにセでもDH制が必要」と主張。

負けたのはDH制を導入していないからと、責任転嫁したりして最悪だった。

今年はそれを払拭できたのではないか。

 

なので、東京ヤクルトの日本一について、解説陣やマスコミは是非とも巨人の原監督のコメントを取ってもらいたい。

2年連続、福岡ソフトバンクに4連敗を喫して、DH制に責任転嫁した原のコメントを聞きたい。

f:id:t-1tk23:20211130210307j:plainそれから、セ、パ両リーグ間の格差問題だが、今年の交流戦セ・リーグが2度目の勝ち越し、ヤクルトが日本一となったので解消されたのではないか、という意見が多いようだが、今年1年では判断はできない。

 

交流戦は置いておいて、日本シリーズセ・リーグが勝てたのは福岡ソフトバンクが4位に沈み、日本シリーズに出なかったのが大きい。

8年連続パ・リーグが日本一になった内訳を見ると、ソフトバンクが6度、楽天日本ハムがそれぞれ1度。

2011年から20年までの10年間でも、ソフトバンクが7度、巨人、楽天日本ハムがそれぞれ1度。

つまり、ソフトバンクセ・リーグという構図なのだ。

 

だから、セパの格差というよりも、ソフトバンクと11球団との差という見方もできる。

よって、ソフトバンクに勝たない限り、セパの格差は解消できたとは言えないのではないか?

 

個人的なMVPは、第2戦でプロ初の完封勝利を挙げた高橋奎二。

一番痺れた場面は、第5戦、5-2でオリックスリードの8回裏、ヒギンスから山田哲人が同点3ランを打ったシーン。

 

そして、ヤクルト、オリックス、両チームとも素晴らしい戦いを見せていただきありがとう、と言いたい。

最後に高津監督の言葉で締める。

「これが日本のプロ野球のあるべき姿」。

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