誰がこの結果を予想できただろうか?
クライマクッスシリーズ(以下CS)セ ファイナルステージは、リーグ優勝した巨人が2位の阪神にまさかの4連敗。
3年連続の日本シリーズ進出を逃した。
阪神は昨年までCSに4回出場して1勝8敗。
ファーストステージを突破したことは一度もなかった。
今年初めてファーストステージを突破したが、2試合で1点しか取れず、対広島戦1勝1引分けで辛くもファイナルに進出したので、誰も巨人に4連勝できるとは思っていなかっただろう。
そんな阪神を見て、巨人は油断をしていたとしか思えない。
阪神を舐めていたかもしれない。
試合を観ても、巨人の選手たちのやる気のなさというか、勝ちたいという気持ちが伝わってこなかった。
特に阿部、坂本の体たらくぶりは酷かった。
阪神の投手が苦しんでいるのに、さくさくと初球を打ってポップフライ。
1-3とボールが先行している状況で、強引に引っ張って打ち損じの併殺打。
明らかにボール球を振って、やる気のないスイングで三振。
あんなやる気のないプレーを見せられて、巨人ファンはよく怒らないかと思う。
阿部と坂本はチームを引っ張っていかないといけない選手。
その中心選手が、ゲームの流れを壊すようなプレーばかりするようでは話にならない。
そもそも阿部と坂本は、弱点を付かれるとずっとやられる傾向がある。
阿部と坂本は第3回WBCと昨年の日本シリーズでも不振だった。
3回連続、短期決戦で結果を出せない上に、覇気のないプレーを繰り返しているので、阿部、坂本が中心というのも限界に来ているのではないか?
大体、巨人ファンでもない自分が何で巨人の不甲斐ない試合に対して怒っているのか? というと、今年のCSは、ファーストステージもファイナルステージも、セ・リーグよりもパ・リーグの方が白熱した試合をしていた。
福岡ソフトバンク、北海道日本ハム、オリックスの選手たちからは必死にプレーをしていたのが伝わってきた。
ところが、巨人の選手たちからは全くそれが伝わってこなかったからだ。
全国ネットでのプロ野球中継が減っている中、CSは第1戦、第3戦、第4戦と地上波の放送があり、プロ野球の凄さを伝えるには絶好のチャンスだったのに、あんなやる気のないプレーを見せるようでは(呆)。
片や白熱したパの方は、地上波での放送はなし(MXテレビでは放送したが、MXを地上波と呼べるのか微妙)。
これではファンが増えるわけがない。
酷いのは選手だけでなかった。
原監督の采配が、悪い時の和田(阪神の監督)と一緒。
特に酷かったのは、第1戦の7回裏に阿部の本塁打のあと3連打で無死満塁となり、片岡のところで代打セペタを起用した場面。
最悪のホームゲッツーになったわけだが、結果論ではなく、あの場面でセペダはあり得ない。
勝負強く、今まで短期決戦で力は発揮してきた片岡をそのまま打たせても良かったし、代打を出すなら井端、矢野、大田、ロペスが残っていた。
それを1割打者で併殺が多いセペダを起用するとは(呆)。
しかも、第3戦でもチャンスの場面でセペダを代打で起用した。
この時「選手の士気が下がる采配をやっていると、短期決戦は流れが相手に行って取り返しがつかないことになる」と、ツイッターに書いたが、本当に取り返しのつかないことになり4連敗で終戦。
今年の巨人は苦しみながらも、勝負どころの9月に勝ちまくり、一気に阪神と広島を突き放した。
その9月の快進撃の時、セペダは2軍にいた。
これは偶然じゃないと思う。
そのまま2軍にいさせれば良かったものを、その前に何度もセペダで痛い目に合ってきたんだから、普通の監督なら分かるはず。
もっと言えば、終盤戦の大田は結果を残したのにも関わらず、CSではほとんど起用されることがなかった。
こんな理不尽なことをやっていたら勝てるわけがない。
では、巨人は阪神に勝てるチャンスがなかったのか? と言えばそうでもなかった。
阪神もミスが多かったし。
第2戦の岩田のバント処理のミスや、記録はエラーになっていないが西岡のマズいプレーがキッカケに満塁となったり、普通あれだけミスをしたら大量失点に繋がるんだが、そのチャンスを尽く巨人が潰した。
あと代走の坂が、牽制で刺されたのはボーンヘッド。
実際嫌な雰囲気になって、先頭の亀井の大飛球を大和がスーパーキャッチしたので救ったが。
もし抜けていたら巨人に流れが行く所だった。
余談になるが、元ヤクルトの飯田氏が、大和のことを球界ナンバーワンの守備の外野手だと認めている。
話を戻して、第3戦も巨人にチャンスがあった。
杉内に相性が良いということで、阪神は福留を外して新井良太をスタメンに起用した。
福留はCSのラッキーボーイ的な選手だったし、元々福留は相手の投手が左、右とか関係ない選手。
勝っている時は動かさないのが野球の鉄則だ。
案の定巨人が、第3戦目で初めて先取点を奪い、長野のファインプレーもあり流れは巨人だった。
その流れを壊したのは原監督だ。
2-0から1点返され、新井良の打席で、杉内から不調の西村健太朗に代えた。
そこで和田は、新井良を代えて代打福留を起用。
福留は期待に応えてタイムリーを打ち同点となったわけだが、西村に代われば福留が代打で出ることは分かっていたはず。
いくら杉内と相性が良いとはいえCS無安打の新井良と、当たっている福留、どっちで勝負するべきなのか? 優秀な監督なら分かると思うが。
ましてや、不調の西村に交代はないだろう。
阪神からすれば、原の自滅采配でこっちの流れが来て勝った感じか。
ただ少ないチャンスを確実にものにしたのは、褒めてもいい。
澤村が投手の岩田に四球を与えたのは、澤村のエラーと言ってもいいが、そのミスをちゃんと点に繋げていた。
ファーストステージで阪神の打線は、20イニングで福留の本塁打の1点しか取れていなかったので、少なくとも打線に関しては絶好調のままでファイナルに入っていなかった。
その阪神打線に火をつけてしまったのが、第1戦に先発した内海。
西岡、鳥谷と明らかに変化球が狙われてヒットを打たれたのに、ゴメスに打たれた3ランも変化球。
不用意過ぎた。
CSに限って言えば、原は和田より酷い采配をやったが、シーズン中でも理解できない采配を何度か現地で観た(阪神から見ればラッキーだったが)。
例えば、画像は7月11日の巨人対阪神戦(東京ドーム)で、ヒーローインタビューを受けている西岡だが。
この試合は、西岡の打席の時に内野に5人シフトにして、ただのセンターフライが外野に2人しかいなかったためにタイムリーヒットになってしまった。
8月12日の巨人対阪神戦(東京ドーム)でも、6回裏3-4と1点差まで迫りなおも満塁の場面で、代打セペダを起用し見逃し三振。
この試合はバックネット裏で観戦したが、メッセンジャーのど真ん中のボールをセペダは腰が引けて見逃した。
長くプロ野球を観てきたが、インコースでもない真ん中の球を腰が引ける打者を初めて観た。
そんな選手を起用する監督が悪い。
巨人は、2007年に優勝しながらCSで中日に3連敗で終戦。
2年前の中日に3連敗したが、何とか3連勝して日本シリーズに進出した。
読売巨人よ、このままCSを敗退していいのか?2位に10・5ゲーム差を離して日本シリーズに進出できないなんて有り得ない
それだけ短期決戦の怖さは分かっていたはず。
なのに、教訓を学んでいない。
ここまで来ると学習能力ゼロ。
巨人は負けるべくして負けたし、今回の4連敗は自業自得だ。
思えば、最終戦のマツダスタジアムでの広島対巨人戦で、巨人が勝ったことにより、タナボタで阪神のことを2位にさせたことが運命だった。
もしファーストステージの舞台がマツダなら、広島が勝っていたんじゃないか。
苦手のメッセンジャーと岩田がいる阪神よりも、広島の方が巨人によってもやりやすかったが。
こういう点からしても原は策士じゃない。
今さら何を言っても後の祭り。
それにしても、巨人に7ゲーム差も付けられた阪神が日本シリーズに出場するのは複雑な心境だ。
何故なら阪神みたいなフロントと首脳陣が酷い球団が、日本シリーズに行っていいのか? という気持ちが強いからだ。
日本シリーズに進出したことで、和田は長期政権となり、吉竹、山脇、中西を始めとする何でいるのか分からないコーチ陣もほとんど続投だろう。
これでは改革が遅れる。
なので、フロント、和田に対しては絶対に掌を返さない。
あと「くた●れ読売」コールの大合唱する阪神応援団と阪神ファンのことが、同じ阪神ファンとして恥ずかしいし大嫌いなので、こういうことをやっている限り、素直に喜べない。
そうは言っても、この数年巨人には尽く勝負どころの終盤戦でやられる年が多かった。
自分は08年10月8日の巨人対阪神戦(東京ドーム)を現地で観戦しているが、阪神ファンにとっては屈辱以外の何ものでもない。
“歴史的V逸”阪神タイガース…。10・8巨人対阪神戦で左翼席から投げ込まれたメガホンの意味を分かっていなかった勘違いした選手達
東京ドームでの対巨人戦でタイガースの胴上げの見るのが夢だったので、胴上げはなかったにしても巨人を倒す試合を観れたことについては、気分は悪くない。
それと原の意味不明な采配のお陰で、今年は阪神戦の現地観戦7戦全勝。
その7勝の内、5勝は対巨人戦(ほかは対ヤクルト戦1勝、対ロッテ戦1勝)。
こんな年も珍しいというか、現地観戦で7連勝は優勝した2003年でも経験していない。
でも、先ほど書いたように監督が和田なのと、巨人を冒涜する阪神ファンを観るとあまり嬉しくない。
やはりリーグ優勝して、CSも制して、「くた●れ読売」コールもなくなって初めて喜べる感じか。
最後に、前回CSファイナルステージのチケット価格が大暴落したことを書いたが。
阪神初のCSファイナルステージ進出も和田続投で白けたのか?チケット価格が大暴落!
第2戦、第3戦も格安で販売も、第4戦は阪神が3連勝で王手を掛けたため一転として価格が高騰。
第1戦から第3戦までは定価の半額近くで売っていたが、第4戦は定価の数倍でも売れた。
株みたいなもんか?
下記に第2戦以降のCSファイナルステージの価格表を載せておいたので、来年以降の参考にということで。
チケット&トラベルT-1ホームページ(東京・水道橋):03-5275-2778
http://www.t-1.jp/tk/
Ticket_T1(チケット&トラベルT-1ツイッター)
http://twitter.com/Ticket_T1
T1futami(T-1二見ツイッター)
http://twitter.com/T1futami
読売ジャイアンツ(東京ドーム)クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ
第2戦 10/16(木)18時 阪神 指定席A 1塁 21列 6000円→3500円※2連→売切れ、オレンジユニホーム付き指定席FC 2階中央 6列 4500円→2500円※2連→売切れ、指定席FC 2階3塁 2列 3000円※2連→売切れ、指定席FC 2階1塁 8列(通路側) 3000円→1500円※4連→売切れ、指定席C 2階3塁 14列 2500円※2連→売切れ、指定席C 2階3塁 20列(通路側) 2500円→1500円※2連2組→売切れ、レフト巨人応援席 13列 2500円→2000円※2連→売切れ、レフト巨人応援席(練習見学ツアー参加券付) 17列 3000円※2連→売切れ、指定席D 2階3塁 1列(通路側) 1800円→1000円※2連→売切れ
第3戦 10/17(金)18時 阪神 指定席S 3塁 22列(通路側) 8000円→5000円※3連→売切れ、指定席A 3塁 9列(通路側) 6000円→3000円※売切れ、オレンジシート 1塁 27列 4000円→2500円※2連→売切れ、指定席FC 2階1塁 5列 3500円→2500円※2連→売切れ、指定席FC 2階1塁 9列(通路側) 3500円→2500円※4連→売切れ、指定席FC 2階3塁 4列 3500円→2000円※2連→売切れ、指定席C 2階中央 18列 2500円※2連→売切れ、指定席C 2階3塁 24列 2500円→2000円※2連→売切れ、指定席C 2階中央 25列(通路側) 2500円→1500円※売切れ、立ち見 大人 1000円→700円※売切れ
第4戦 10/18(土)18時 阪神 指定席B 3塁 29列(通路側) 15000円※2連→売切れ、指定席B 3塁 36列 12000円※2連→売切れ、指定席B 3塁 34列 16000円※売切れ、外野指定席 ライト 17列 7000円※2連→売切れ、指定席C 2階3塁 20列 4000円※4連→売切れ、指定席C 2階3塁 13列 3500円※3連→売切れ、立ち見 大人 7000円※売切れ、立ち見 大人 6000円※売切れ、立ち見 大人 1000円※売切れ
第5戦 10/19(日)18時 阪神 指定席A 1塁 25列(通路側) 10000円※残2連、指定席B 3塁 32列 5000円※2連→売切れ、指定席B 3塁 35列 5000円※2連→売切れ、指定席C 2階中央 15列 2500円※2連→売切れ、指定席C 2階3塁 18列 2500円※2連→売切れ、立ち見 大人 1000円※売切れ
第6戦 10/20(月)18時 阪神 指定席A 1塁 11列 7000円※残2連、指定席FC 2階中央 6列 4500円※残2連、立ち見 大人 1000円