やっぱり“T-1”は悪球打ちby23(フタミ)

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ファンの意向を無視して来季から交流戦削減!セ4球団(ヤクルト、DeNA、中日、広島)の呆れた言い分もパ・リーグにも問題が

引き続き、今年のプロ野球について振り返りたい。

 

今年のプロ野球で呆れたことを挙げるとすれば、来季からセパ交流戦の試合数が24から18試合制に削減することだ。 

2005年から交流戦が始まり最初は36試合制だったが、過密日程解消などを理由に07年から24試合制となった。 

来季からは18試合となるので、始めた時の半分の試合数となる。

 

セ・リーグ側は、24試合制だと移動日を挟むため、日程が間延びする点などを問題視。 

加えて、来年はプレミア12が開催されることもあり、11月に侍ジャパンの強化試合を行う日程に余裕を持たせるために強く削減を要望したが、現行制度を支持するパ・リーグ側が折れて来季から交流戦の削減が決定した。

 

交流戦については昨年の5月18日に一度当ブログで取り上げている。

自分はいまでもこの考えと変わらないので、削減には反対だ。

 

巨人と阪神に依存しないと収入が減るほうが問題!セ・リーグ交流戦削減案は短絡的で、プロ野球全体を考えていないことを証明した

 

セ側の言い分を見ると侍ジャパンの日程問題は建前で、ファン無視の愚行じゃないのか。 

結局、巨人戦と阪神戦を1試合でも多くやりたいというセ側の都合が優先されただけ。

目先の利益しか考えていない。 

実際、交流戦削減で動いていたのは、中日、広島、横浜DeNA東京ヤクルトの4球団。

 

阪神は中立の立場。

交流戦削減が内定した時、阪神の四藤球団専務はこんなコメントを出していたので、引用すると。

 

交流戦削減!来季18試合で合意…苦手の虎には追い風?「間違いなくメリット」 

一部引用

阪神の四藤球団専務は、「阪神の意見というより、セで(18試合制で)まとめていたから」と説明した。

 

セ、パとも一部球団からは“ドル箱”カードと呼ばれる阪神や巨人との対戦を増やしたい思惑も透けて見えるが「うちはセもパも同じ集客。営業的にはプラスマイナスはない」。

 

一方で今季も9勝15敗と負け越したように、交流戦は相性が悪いことから「そこは間違いなくメリットが出てくるかも」と、冗談交じりに語った。

 

以上。 

交流戦削減がメリットと書くようでは、パに勝てないと敗北宣言しているようなもの。

情けない話だが、それよりもこのコメントで注目なのは阪神の意見というより、セで削減をまとめた、という箇所。

 

巨人は昨年までは、セで唯一交流戦の試合数は現状維持のままで良いと主張していたが、中立の阪神と巨人はセ4球団の要望に丸め込まれたような気がする。

 

余談になるが、ツイッター交流戦削減の黒幕は巨人だと書いていた人が沢山いた。

先ほどにも書いた通り、巨人は交流戦に関してはパと同じ考え。

 

いくら巨人が嫌いだからと言って、何でもかんでも巨人を批判しない方がいい。

巨人の立場からすれば、観客動員数が苦戦される中日、横浜DeNA、ヤクルト戦が増えるより交流戦が増えた方が良い。

 

2013年と2014年の観客動員数を見れば一目瞭然。 

2013年の交流戦の観客動員数は、前年と比べてセが3・5%増、パが0・1%増。

 

巨人は2・8%増の45019人でトップ、優勝した福岡ソフトバンクは0・2増の35659人と球団最高記録を更新。 

横浜DeNAは29・2%の大幅増、東北楽天も8・2増、北海道日本ハム千葉ロッテは減少となった。 

阪神は1試合を本拠地より収容人数の少ない倉敷で主催したこともあり、4・1%減の39444人。

 

画像は横浜スタジアムでの横浜DeNA対広島戦。f:id:t-1tk23:20180131222048j:plain

2014年の交流戦の球団別観客動員数は、両リーグを合わせた1試合平均は10年目で最多となる27197人。 

セは前年比0・3%減の28700人、パは2・8%増の25695人。

セの観客動員数が減ったのは雨天中止による影響によるもので、雨天中止は2006年に並ぶ過去最多の10試合で、そのうち8試合がセの主催試合だった。

 

球団別では巨人が12球団で唯一の4万人台となる0・2%増の45095人、広島は21・8%の大幅増で26176人。

パの最多はソフトバンクで、微増の35673人とさらに球団最高記録を更新した。

 

これを見ても分かるように、巨人と全体の観客動員数は増えているので、交流戦を減らす理由はない。 

とにかくセ4球団は、目先の利益だけ追求してビジョンがない。

ただ単に、巨人戦と阪神戦のパイの食い合いで、未だに巨人と阪神に依存している。

交流戦を減らしたところで、プロ野球全体の観客動員数の改善にはならない。

 

そもそも交流戦はファンが望んでいたものであり、球界再編成の騒ぎがきっかけで、球界活性化の名目の下導入された。

そのファンの意向が、無視されていることが今回の一番の問題点。

 

確かにパ・リーグは、巨人戦と阪神戦になると明らかに観客が増えた。

一方セ・リーグは、パ・リーグの球団にドル箱の試合がないので、目に見える効果は現れなかった。 

だからと言ってセの都合で、ファン不在の中で削減を決定するのはおかしい。

 

プロ野球は共存共栄ではないのか?

あの時の苦しみは(2004年の球界再編成のこと)、もう忘れてしまったのか? 

あと18試合制になると、各カード3試合となり、隔年で本拠地と敵地で3連戦を戦う形に変わる。

 

そうなると、首都圏や関西に在住の方は、全球団の試合を見れるのでまだいいが、札幌、仙台、名古屋、広島、福岡に住んでいるビジターファンは大変だ。 

例えば、札幌の阪神ファンは、年に一度の日本ハム戦の交流戦が、阪神戦を現地で観戦できるチャンスだったのに、それが2年に1回のペースになってしまう。

こういう点から見てもファン不在だ、ということが分かる。

 

交流戦導入の際、パ側の要望を聞き入れたので今回はというセ側の本音も分からないわけではないが、削減する前にファンの意見を聞いてからでも遅くなかった。

 

交流戦の面白い所は、同じ日にセ1位と2位やパ1位と2位が負けたり、セが1球団しか勝てなかったり、パも1球団しか勝てなかったり、交流戦でリーグの順位が変動したりするところ。 

これを削減しようとするセのフロントは、プロ野球を分かっていない。

 

では、セ側だけに問題があるのかというと、それは違う。 

パ側にも問題があると思う。

パは、チケット料金で露骨に儲けようとしている側面がある。

 

楽天日本ハムソフトバンクは、試合日、対戦カードによって価格が異なるフレックスプライスを導入している。 

フレックスプライスは2009年に楽天が初めて導入し、日本ハムソフトバンクも始めた。

楽天は6種類、日本ハムソフトバンクは3種類のカテゴリーがあるが、巨人戦と阪神戦は一番高い料金に設定。

 

例えば楽天だと、カテゴリーのバリューが一番安く、プラチナが一番高いが、ゴールデンシートのバリューの大人は4000円、プラチナは8000円、同じ席なのに4000円も高くなる。

 

いくらこれが適正価格と主張しても、阪神ファンの自分から見れば「阪神戦の時だけ値上げはおかしい」と思ってしまう。

 

話が逸れるが、楽天日本ハムソフトバンクのやり方は、ある意味金券ショップと同じ。

当店での巨人戦の販売価格も、対戦カード、曜日によって変わる。 

一般企業ならこれが当たり前の話になる。

しかし、共存共栄のプロ野球の中になると、疑問に感じる。

 

話を戻して、埼玉西武、ロッテ、オリックスは、巨人戦と阪神戦は内野自由席を指定席に設定する程度なので、露骨に価格を変動していないが、セ側から見れば「パばかり交流戦で儲けているなら、もう交流戦は減らすしかない」と思われても仕方がないのでは?

 

ということは、パが主張する「ファンのために交流戦は24試合制を維持」というのも、実際のところは、セ、パともに巨人戦と阪神戦を増やしたいだけじゃないか、と。 

つまり、どっちもどっちだということだ(呆)。

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最後にお約束の雑談コーナー。

 

オフィシャルブログの雑談コーナーは過激で、当ブログでは書けないプロ野球ネタを書いているので興味ある方はご確認を(お勧めはしないが)。

 

二見社長「堀田を倒して女子プロに殴りこみ」堀田祐美子「二見とケジメをつける」07・10・8「T-1グランプリ」歌舞伎町で大事件が勃発!

 

2015年7月3日(金)東京ドームで、東北楽天北海道日本ハム戦が行われる予定。

これで楽天は、5年連続東京ドームで主催試合を開催。 

過去4年はロッテ、ソフトバンク日本ハム、西武だったので、来年は順番的にオリックスだと思っていたが、予想が外れた。

 

楽天と言えば、来年東京ドームで巨人戦と日本ハム戦の主催試合がないので、7/3(金)しか東京ドームで楽天戦がないということになる。 

それから現時点では、2015年に東京ドームで福岡ソフトバンク主催試合が発表されていない。

だが、今年も後から東京ドームや北九州での開催を発表したので、おそらく6/29(月)のソフトバンク対西武戦が東京ドームでの主催試合になると予想。

 

すなわち鷹の祭典ということになる。

 

JAPAN X BOWL 2014 第28回アメリカンフットボール日本社会人選手権  12・15(月)19時 東京ドーム  自由席引換券  前売 2200円、当日 2700円→900円

 

ライスボウル 第68回アメリカンフットボール日本選手権 全日本大学選手権優勝チームvs日本社会人選手権優勝チーム  1・3(土)14時 東京ドーム  自由席招待券  前売 2000円、当日 2500円→1000円

 

ジャパンラグビートップリーグ 2014-2015(全国41会場・秩父宮・花園・瑞穂・他) 

2ndステージ 11/28~1/11、ワイルドカードトーナメント 1/24・25・31、プレーオフトーナメント セミファイナル 1/24・25  自由席  一般 前売 1350円 当日 1600円→1000円

 

2/1(日)14時 ジャパンラグビートップリーグ 2014-2015 プレーオフトーナメント ファイナル  秩父宮ラグビー場  自由席引換券 一般 前売 1350円 当日 1600円→700円