本題の前に極上の二見激情ブログの記事を紹介。
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「平成の怪物」松坂大輔が引退、藤川球児によるこれぞプロと言える火の玉ストレート発言があったかと思えば、G.G.佐藤の頓珍漢な発言があったりしたので、この3つを中心に振り返っていきたい。
画像は、メットライフドームでの埼玉西武ライオンズ戦2021年を5枚、20年を4枚、西武球場前駅を1枚、西武戦のデザインチケット2021年と20年を1枚ずつ、計12枚をランダムにアップする。
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まずは「平成の怪物」松坂大輔の引退について。
自分がリアルタイムで見た中では、歴代ナンバーワンの先発投手は松坂じゃないか。
1999年4月7日、衝撃デビュー戦の東京ドームでの日本ハム対西武戦。
片岡篤史に対しての奪三振、8回2失点で初勝利を見て、モノが違うと確信。
確信と言えば、5月16日、オリックスのイチローとの初対決で、衝撃の3打席連続三振に抑え、試合後のヒーローインタビューで松坂は「プロでやれる自信から確信に変わった」と名言。
また千葉ロッテの黒木知宏と投げ合い、0-2で惜敗した試合後に「リベンジします」と宣言。
松坂は再び黒木と投げ合い、1-0でプロ初完封、見事にリベンジを果たし、松坂の「リベンジ」は、新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
松坂は16勝を挙げて最多勝、新人王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。
高卒新人での最多勝は、1954年南海の宅和本司以来、45年ぶり。
新人王は、高卒新人の投手としては巨人の堀内恒夫以来、33年ぶり。
ベストナインは、高卒新人としては史上初の受賞となった。
という感じで、1999年の球界は松坂一色だった記憶がある。
あと金券ショップの立場で言うと、予告先発で松坂と発表されると、チケットの売れ行きが2、3倍変わった。
特に衝撃のデビュー戦が凄かった。
松坂デビュー戦は平日の火曜日にも関わらず、東京ドームの当日券売場は、今まで見たことがない長蛇の列。
長蛇の列は、後楽園ホールの近くにあった山下書店を超えて、当時郵便局、ローソン、デニーズはなかったが、何とその付近まで続いたという。
チケットを購入するのに、1時間以上待たないと買えなかった。
そうなると、チケット&トラベルT-1も大繁盛に。
来店する人が途切れず、お客さんからは、「東京ドーム周辺が凄いことになっている」という報告が多数あった。
T-1にはチケットが300枚ほどあったが、勿論完売。
日本ハム主催試合でこれだけ売れたのは、後にも先にも松坂デビュー戦だけだ。
つまり、松坂こそスーパースターだと言えるのではないか。
松坂は引退会見の際に、2004年に結婚した妻で元日本テレビアナウンサーの柴田倫世に感謝を口にし、続けて、「批判の声だったり、叩かれることもたくさんあると思うけど、守っていくからと言って結婚してもらったんですけど、それができなくて本当に申し訳なかったなと思います。妻は関係ないところで叩かれることもあって大変だったと思う」と明かした。
この松坂の発言を受けて、元埼玉西武のG.G.佐藤が10月20日自身のツイッターで、「北京五輪の時、本当に凄まじいバッシングを受けた。あれから13年も経つのに、今度は誹謗中傷が松坂大輔引退の原因の一端になってしまった。僕は彼の引退に誓って、誹謗中傷問題に全力で取り組みます。ツイッターをはじめとするソーシャルネットワークが大好きなので」とツイート。
頓珍漢というか、ズレているというか、開いた口が塞がらない、とはこのことだ。
何で松坂の妻に迷惑を掛けたという発言が、引退の要因の一端になってしまった、となるのか(呆)。
なんでもかんでも、誹謗中傷に結び付けるなって話だ。
引退試合となった投球を見て分かるように、戦力にならないから身を引くことになった。
誹謗中傷が引退の原因ではないだろ。
松坂の名前を利用しないでもらいたい(怒)。
他人に良い人と思われたいのか知らないが、はっきり言ってこういう人は信用できない。
誹謗中傷問題に全力で取り組みたいなら、知名度のある選手の名前を使わずやればいい話だろ。
G.G.佐藤だけでなく、東京五輪の時、五輪選手や関係者もそうだったが、誹謗中傷と批判を一緒にしている傾向がある。
それと、批判はするな、応援しろって、あまりにも都合が良くないか?
松坂と言えば、入団当初の若い頃は、甘やかされたのは事実だ。
自分は松坂を批判したことはなかったが、批判されても仕方がないと思う点は多々あった。
NPB時代にやらかした松坂の主な問題点を挙げてみると。
西武時代。
2000年8月、時速50kmオーバーのスピード違反で運転免許停止となる。
同年9月13日、運転免許停止中に当時交際中の柴田倫世と密会のため運転した上、駐車違反。
福岡ソフトバンク時代。
2014年に3年12億円の大型契約も、1軍での登板は2016年の1度だけ。
しかも、1回5失点の大炎上。
中日時代。
2018年移籍後6勝4敗で復活をアピールも、2019年春季キャンプで右肩を故障、キャンプを離脱。
リハビリ中の二軍の練習日にゴルフをしていたことが分かり、球団はペナルティを科した。
これだけ色々とやらかして、でも誹謗中傷や批判するな、と言われても。
この中でも酷かったのは、無免許運転に駐車違反した上に、替え玉出頭した点だ。
これは、松坂と柴田の交際をスクープしたこの写真週刊誌の記事によって、身代わり出頭が明らかとなり、松坂は道路交通法違反(無免許運転、駐車違反)、黒岩は犯人隠避の疑いで東京地検に書類送検された。
松坂は当時埼玉県警察から交通安全キャンペーンのイメージキャラクターに起用されていたので、世間から激しく批判された。
球団社長の小野賢二と黒岩は責任を取って辞表を提出する事態となり、松坂を無期限の自宅謹慎処分が下された(謹慎処分は1か月足らずで解除)。
当時はネットがなかったため、激しく批判されたと言っても追及したのは週刊誌が中心だ。
何かとコンプライアンスがどうのこうのと言われる今の時代で、同じことをやったらこの程度の処分では済まなかったし、ネット上で袋叩きされて、下手したら球界から抹殺(引退)されたかもしれない。
それと黒岩氏は気の毒だった。
おそらく彼一人が泥を被ったんだろうな、と。
それから松坂のファンでも、嫁の柴田倫世に対しては「自己中心的」「身勝手」「アスリート妻の責任を果たしていない」というイメージが強いため、嫌いな人が多いのではないか。
ただそれはマスコミが報じて、ファンが便乗して批判したに過ぎない。
誹謗中傷、事実無根と言うなら、マスコミに言うべきだ。
当時、ネットはなかったわけだから。
G.G.佐藤も誹謗中傷と一括りしないで、批判と誹謗中傷の違いを説明し、具体的に何が誹謗中傷に当たるのかちゃんと言わないと駄目だ。
あの言い方では、松坂の名前を利用しているにしか見えない。
自分も選手としての松坂は好きだが、晩年は太って自己管理ができていない印象であった。
あと嫁の柴田も、セレブ気取りで疑問に感じていたが。
とは言え、そういうのを抜きにして、松坂には魅力があったし、自分の中で歴代ナンバーワンの先発投手だと高く評価している。
その藤川球児が10月14日、自身のツイッターで、10月13日巨人対阪神戦(東京ドーム)に先発した西勇輝が、二回途中で自らマウンドで手を挙げて緊急降板したのを受けて「投手が自分からマウンド降りる 喝だー!!! 大先輩のお言葉をお借りします 笑」と、球児流の愛のあるエールを送った。
この咤(しった)激励に対して、「メンタルが原因でしょうか」というファンの質問に、「本物のプロとはメンタルが原因では負けない」と、現役時代火の玉ストレートで三振の山を築いたかのような名言。
さらに、「最近勝てなくなってメディア、阪神ファンは厳しい。選手は大変」というファンの質問には、「成績出なければ当たり前 世界中どこのプロアスリートも同じ ファンの気持ちは熱いのよ その分の努力をして力を見せるしかない世界 差別的言動がなければ文句とは言わない」と、またしても火の玉ストレート発言。
これぞプロだ。
よくぞ言ってくれた。
結果を出していない選手に、ファンが過度な擁護をする結果、甘えを生む。
先ほども書いたが、一部の五輪選手、関係者や格闘家は批判されると、やれ批判するな、選手にリスペクトしろ、と批判を抑制しようとする発言が目立つようになった。
このような思い上がり過ぎる人達は、はっきり言ってプロとは言えない。
何を言っても賛同してもらえると勘違いしているし、賛同するファンも悪いと感じる中、球児の火の玉ストレート発言には痺れた。
建前ばかりの世の中にはうんざり。
こういう本音の発言を、どんどん発信してもらいたい。
二見社長 フェイスブック http://ja-jp.facebook.com/syachofutami
T-1激情&チケット http://www.mag2.com/m/M0040916.html