本題の前に極上の二見激情ブログの記事を紹介
観客はダーティーなアンチヒーローの白鵬の負けを観に来ている 座布団が飛び交うのは大相撲の醍醐味 向正面でないと分からなかった錦木の強烈なおっつけ 歴代横綱ペア湯呑 貴ノ富士を断罪
2019年最後の悪球打ちブログの更新は、読売ジャイアンツの原辰徳監督を断罪して締めくくる。
画像は、巨人関連をランダムに12枚、美術展&映画券関連を2枚、計14枚アップ。
2019年の日本シリーズは、レギュラーシーズン2位の福岡ソフトバンクホークスが、セ・リーグ優勝の読売ジャイアンツに4連勝で3年連続10度目の日本一となった。
今年の日本シリーズは色んな意味で酷かった。
自分が知る限り、史上最低の日本シリーズと言っても過言ではない。
色んな意味というのは、開催前に起こった鈴木尚広の前代未聞の逃亡劇、エラー、ミス続出の試合内容、日本シリーズ終了後の原辰徳監督の見苦しい言い訳を指している。
まず日本シリーズ直前に、巨人の鈴木尚広コーチが突如辞任した。
辞任した背景には、ダブル不倫疑惑や裸身の2人の写真が流出したことが挙げられるが、大事な試合前にこういう不祥事があるとまず負ける。
日本シリーズ前に問題を起こし、さらに前代未聞の逃亡劇。
鈴木は走塁だけなく、逃げ足も速い。
二度とプロ野球界に関わらないでほしい(怒)。
日本シリーズでの巨人の4連敗、草野球よりも酷かった。
第2戦では山本泰寛のエラーに、亀井善行、丸佳浩、どちらの走塁ミスなのか、三塁ベースコーチの元木大介が悪いのか分からないが、あのミスは痛かった。
あれがなければ試合は分からなかった。
山本泰寛が第4戦で二度目のエラーしたのには呆れ返ったが、第2戦での最初のエラーに関してはレギュラーシーズンでサードを守っていなかった山本を起用した原が悪い。
勿論、守っていなくても結果を出すのがプロだ。
だが、0-0の展開でサードが本職でない山本を守備固めで起用するか。
サードと言えば、岡本和真の第4戦のエラーは怠慢そのものだったし、若林晃弘はエラーこそ記録されていなが、怠慢守備と言っていいだろう。
あれでは投手陣が可哀想。
第3戦の増田大輝の走塁ミス。
あの走塁ミスはあり得ない。
守備固めや代走で起用した選手たちが、ミスのオンパレード。
打撃の方では、丸はチャンスで2打席連続の見逃しの三振。
重信慎之介もチャンスで、お約束の見逃し三振。
丸は広島時代も逆シリーズ男。
逆シリーズ男と言えば坂本勇人も同様。
よくこれで巨人は優勝できた。
巨人の優勝を許したセ・リーグ5球団の責任は大きい。
違う側面から見て思ったのは、巨人は阿部慎之助を筆頭に太っている選手が多い。
でもソフトバンクは、ベテラン、中堅、若手と身体が締まっている選手が多かった。
あと巨人は一塁まで全力疾走をしていない選手が多いし、阿部、岡本はちんたら走っているように見えるが、ソフトバンクは全員全力疾走。
意識の違い。
このことがさらなるセパの格差を生んでいる。
実際、この10年間でセ1勝、パ9勝とパ・リーグが圧倒。
となると、日本シリーズそのものの開催意義が問われる。
ラグビーの社会人対大学の日本選手権が廃止になったように。
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そして、日本シリーズ終了後の巨人・原監督の見苦しい言い訳には、2ヶ月以上経過した今でも怒りが収まらない。
日本シリーズ終了の翌日に原は、セのDH制導入に言及。
「セリーグはDH制というものがない。DH制は使うべき。相当、差をつけられている」 とDH制導入を熱望。
これには巨人以外のプロ野球ファンや、特にOBから批判が多かった。
はっきり言って、4連敗した後に何を言ってもただの負け惜しみ。
そもそも自身の采配ミスや育成力のなさを棚に挙げて、DHがどうこう言っている時点で、パ・リーグとの実力差は広がるだけ。
4連敗をDHのせいにしたのは、プロ野球史上、最低、最悪の言い訳と言っていい。
こんな見苦しい監督、みたことない。
原は、ソフトバンクの守備、走塁を見て何も感じないのか?
大体、そんなにDHがいいならパ・リーグの監督をやれ。
DH制だけが理由ではない。
確かに10年間は、セ・リーグの1勝9敗と大きく負け越しをしているが、通算の対戦成績は35勝35敗と五分。
年代別でみると。
1950年代 セ5勝 パ5勝
1960年代 セ8勝 パ2勝
1970年代 セ6勝 パ4勝
1980年代 セ5勝 パ5勝
1990年代 セ5勝 パ5勝
2000年代 セ5勝 パ5勝
2010年代 セ1勝 パ9勝
ポイントは、パ・リーグがDH制を採用したのが1975年。
44年経っているが、1980年~2000年までの30年間は15勝15敗の五分だ。
DHが理由ならもっと前から差がついている。
DHの差が敗因と見苦しい言い訳をする前に、野球に対する取り組み方を変えた方がいい。
日に日に批判が多くなると、原はDH制についてさらに持論を展開。
「負けてグジグジ言ってるわけじゃないんだよ。投手の打撃なんて見たくないでしょ、誰も。投手の打撃なんかより胸と胸を付き合わせた勝負が見たいでしょ?」と言及。
投手の打撃なんて見たくないという原の発言は、プロ野球の歴史を否定または冒涜する発言で大問題ではないのか?
見たいか、見たくないかという問題ではなく、DH制の有無を一軍の監督が言及するのはおかしい。
ルールのある中で最前の手を打つのがプロの仕事。
それを否定しているだから監督失格。
DH制で強いか、弱いかでしか論じられないのは頭が悪い証拠。
まあ原がここまで頭が悪いとは思っていなかった。
DH制とかそういう問題ではなく、原自身が一番の問題だ。
日本シリーズの翌日に自分の采配ミスを棚に上げて、負けたのをDH制と責任転嫁したから叩かれているわけで、こんなことを言ったら、誰だって言い訳だと捉える。
ソフトバンクに勝って日本一になっていた場合、DH制のことは言っていないだろ。
DH制云々は、一監督が言及することじゃないと個人的には思う。
条件を決める立場の人間、フロントが決める話。
もし言うなら日本シリーズの後ではなく、シーズンオフに言うべき話で、日本シリーズの総括をするなら、最善の戦いができたかどうかを振り返るべきだった。
DH制については、2019年10月27日テレビ東京「SPORTSウォッチャー」で放送された落合博満氏の「原を一刀両断、セ・リーグのDH制導入にオレ流意見!DH導入は必要無い」という内容のインタビューが面白かった。
その内容を一部引用。
―原監督が日本シリーズ後にDH制の導入を提言
落合 それ言っちゃダメだよ。ルールとしてあるんだから。セ・リーグにはDHがない、パ・リーグにはDHがあるっていうのは俺がプロ野球に入る前から決まっていることだからね。
―今回の日本シリーズでDH有無は関係したか
落合 DHのことで言ったって巨人は楽だったと思うよ。阿部をDHで使えるじゃない。だったら3試合と4試合、DHを使えるところと使えないところがハッキリしてるんだから独自色を出せばいいんじゃないの。DHの問題じゃないですよ。
―セがDH制を導入することになったら
落合 勝手にすればいいじゃない。これに関しては何も変わらないと思うよ。DHで野球が変わるわけじゃない。でも何かが変わると思ってるわけでしょ?周りは。
落合 全ては交流戦ですよ。交流戦で分析できるじゃない。パ・リーグがこれだけ勝っていけば「俺らはセ・リーグには負けないんだ」っていう、力の差があるんじゃないのかなっていう意識の差をなくすんだったら交流戦をなくせばいい。簡単なこと。
交流戦が導入されてパ・リーグの野球変わりました?交流戦が導入される前もDHがあるパ・リーグがずっと日本シリーズで勝ってた?勝ってないでしょ。
逆に言えば外国人を連れてくることで野球の見方が変わる。外国人選手は打ってさえくれれば守れなくてもいい。今使える外国人選手は4人だけど、これを5人にするのか6人にするのか、そっちの議論の方が面白いんじゃない?
また、「SPORTSウォッチャー」では中畑清氏もDH制導入には反対の意見だった。
中畑「本当の野球の質を言ったら、セ・リーグでバッターにピッチャーが入る、入らないというのが面白い。野球の奥の深さがある。制度は変えてほしくないという理由で、必要ない」とコメント。
他にもDH制反対の意見を紹介する。
堀内恒夫氏はセのDH制導入に反対し、「DH制だから強いって言ってしまうのもちょっと違うんじゃないか」とコメント。
反対の大きな理由として、「野球の原点を残したい」と語っていた。
この意見については同感だ。
デイリースポーツに掲載された、阪神監督・矢野燿大のDH制の考え方。
「監督としてはDH制の方が楽。でも大変な分、面白さもある。DHだとスタメンだけで終わってしまう。DHじゃない方が幅が広がる」と選手の出場機会を減らしかねないDH制導入には否定的な考え。
以前にもこんなことがあった。
セ・リーグがクライマックスシリーズを導入するきっかけになった理由の一つとして、2004年~06年まで日本シリーズでセ・リーグは3連敗したことが大きかった。
特に05年はセ・リーグを独走で優勝した阪神が、レギュラーシーズン2位の千葉ロッテに4連敗。
04年~06年というと、パ・リーグが先にプレーオフを始めた年。
この時、セ・リーグサイドは、日本シリーズまで試合が空いたから負けたと見苦しい言い訳をしていた。
では、クライマックスシリーズを導入してからどうなのか?
結果、07年~19年までセ3勝、パ10勝。
試合勘云々というのは関係なかった。
結局、セは未だに選手時代の実績を重視して監督で客を入れようとしている。
特に巨人は、この期に及んで生え抜きのOBに拘っている。
それに対してパは、指導者として能力が高い方を入れ、チーム全体の底上げに力を入れ取り組んでいる。
ここを気づかない限り、これからも差は開く一方だろう。
ワールドシリーズは、DH制のないナ・リーグのナショナルズがアストロズを下してワールドチャンピオンになった。
読売巨人軍の御用新聞のスポーツ報知は、原は以前からDH制について言及していたと擁護。
擁護する前に、原にワールドシリーズの結果について聞かないのか?
落合氏の冷静な分析について、何故取り上げないのか?
擁護したところで何も変わらない。
これにて2019年悪球打ちの更新は終了するが、本当の最後は明日12/30または12/31に更新する極上の二見激情ブログ。
年内の営業は12/31(火)18時30分まで、年始は1/2(木)13時からとなる。
それではまた。
画像は、ゴッホ展(上野の森美術館)のちらし(前売券は売切れ)。
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